




本日は、毎年恒例となりました、私が教えに行かせて頂いている都立高校の演劇の授業の発表会の日でありました。
もう振付も稽古も終えたし、別に私が出演するわけではないのに、もう緊張して朝からおなかがイタイ。。。
自分が出演者の時は、もっとふてぶてしく居られるんですけどねえ。
演劇の授業は1と2があり、1を私、2を俳優座の来路さんとおっしゃる女優さんが教えていらっしゃるのであります。
もともとは、お互いに学生同士が見合いっこしましょう、という目的で ちんまり始めた発表会だったのですが、担当の国語科の先生方がめちゃくちゃ好意的で、ご父兄や先生方、他のクラスの学生さん達にまできちんとチラシでお知らせくださり、今年はなんと50人ほどずらあ~りといらして下さいました。
年々増えている。。。
授業時間内なのに。体育館、めっちゃ寒いのに。
興味を持っていただけて、とっても嬉しく感じました。
今年の私のクラスの出しものは、18人でミュージカル「アニー」の10分バージョン。(こう書くと、マジで強引な演目やな)
残念ながら、なかなか頑張ってた子が一人、風邪で欠席してしまっててビックリしましたが、みんなでその分もカバーして、生き生きと演じてくれました。
2のほうの発表も、一人ひとりがとても粒だっていて素敵でした。
毎年やってるけど、毎年ちがう感動があります。
大事なのは過程だ、とよく言いますが、本当にそうで、この10分をつくるのに、役として生きるのに、どれだけ準備の時間がかかることか。それを高校生達と共に感じることや、彼らの顔がだんだんと生き生きしてくるのを見ることは、私にとっても財産だなあとありがたく思います。
今年も書こう。
みんな 100点やったで!!!!!
これから先、どんな職業についても、自信持ってほしい~~~~と思うのであります。
私も負けんようにがんばります。
学校からの帰り道、来路先生と、来路先生の後輩で、今日わざわざ見学にいらしてくださった俳優座の女優さんと3人で、しばしお茶をいたしました。
来路先生は、私みたいなペーペーの舞台人からすれば本当に上のかたなのでありますが、とっても気さくに接してくださって、今年も時間があると2人でよくお茶を飲みながらゲラゲラ笑ったり、相談ごとを聞いてもらって涙したりしていました。
今日は3人で、また沢山 話をしました。
学生のこと、芝居のこと、人間のこと。。。
なんか私、最近、年上の女性とお話をするのがとても楽しく嬉しいのです。
言葉が心にしみる、というのでしょうか。
なんか素直になれるのでしょうね。
ありがたや。
お二人と駅でお別れし、一人になって歩いていると、人相観らしき女性に声をかけられました。
「あのー、非常に優しい、良いお顔だちをされてますね。」
うっふんふん。
そうよ。
今、とっても心が暖まっていたのですもの。