黒タマゴを久しぶりに食べました
国道246を西へ向かいます。
珍しくこの日はスムーズな移動ができました。
ここはもう厚木の中津川橋のあたり
前方には連なる丹沢の山々
目の前の山は標高1252メートルの “大山” です。
このお山の天辺には 『大山阿夫利神社(おおやまあぶりじんじゃ)』 があります。
関東総鎮護でかつては源頼朝、足利氏、小田原北条氏、徳川氏などをはじめ
多くの武士からも厚い信仰を受けました。゜
江戸時代には庶民の間でも “大山詣で” が広く行われるようになり
今でも大山名物である、精進料理の大山豆腐がともに広まりました。
“阿夫利” の由来は “雨降り” と云われ
雨乞い信仰もあったそうです。
実際、雲が垂れ込めるとお山の天辺は雲の中に隠れていまい
そうなると雨が降るといわれるそう。
ちなみにこの国道246号線は
東京では起点の三宅坂から青山通り・玉川通りと呼び名が変わり
多摩川を渡って神奈川県にはいると厚木街道となります。
(実際には青山通り以外は246号線という呼び方が一般的ですが)
現在では、かつて大山詣でに人々が往来した大山街道の道筋をほぼ踏襲して
国道246号線となっているのです。
私たちの住む高津区には往年の大山街道がその名とともに残っています。
ここは箱根は大涌谷。
大涌谷は約3~4千年前の箱根山の火山活動末期の際に
出来たものと云われています。
ここは大涌谷の崩落場所。
崩落を食い止めるべく努力されているそうです。
よく整備された遊歩道を登っていくと
地面から湧き出る水蒸気が間近に迫ります。
大涌谷に来る途中の上り坂を車で移動中から
ゆでタマゴの匂いがしていました。
ということで
ここに来たらこれを食べねばなりません!
大涌谷名物・黒タマゴ
遊歩道のその先には “玉子茶屋” があり
グツグツ煮えたぎる大涌谷の温泉で作る黒タマゴが
6つ500円で買えるのです(塩付き)。
立食出来るようにテーブルが用意されていますが
黒いカラでテーブルの上はいっぱい 。
↓
1個食べると7年長生き出来て、2個で14年
1個半づつ食べたので10.5年寿命が延びました
持ち方が白黒逆と思われるでしょう 。
私はゆでタマゴのカラは左手でしか剥けないんです。
こういう所で食べる黒タマゴは格別な味
ゆでタマゴの匂いと噴煙と黒タマゴ!
場所柄、国際色豊かで
北京語、広東語、韓国語、ふにゃらら語
いっぱい飛び交っています。
ここは肩が触れるほどの大渋滞。
約40万年前の火山活動の名残を残す噴煙。
硫黄の強烈な匂いが鼻をつきます。
気管支の弱い人は発作の危険もあるので要注意だそうです。
大涌谷ではマグマから直接出たガスではなく
地殻の表面近くにある地下水と二酸化硫黄が反応した
硫化水素が含まれているガスが噴出しています。
99%が水蒸気で、他には二酸化炭素など、二酸化硫黄は微量だそうです。
タマゴのカラが黒くなるのは
硫化水素と鉄分が反応して硫化鉄になるためだとか。
急に噴煙の勢いが強くなりました。
他の場所も一気に噴出量が多くなり
あたり一面真っ白になったほどです。
この日は無風に近かったので硫黄臭もキツイです。
それにしても一時期よりも噴煙の量が増えたように感じますが…。
お土産屋さんに寄って、帰りに駐車場から全体を写してみました。
一転にわかに掻き曇り、暗雲が立ち込めてきました。
なぁんて、ちょっと曇ってきただけですが
標高1000メートル以上の高地なので雲が間近に見えます。
写真を写す私の斜め後ろで
この日は富士の美しい姿が望めました。
地球の活発な活動をこうして目の当たりにすることの出来る
そして美味しいタマゴも堪能できる大涌谷は
観光地箱根がいまだ火山活動の続く地だと物語る、一つの顔です。
箱根に足を延ばせる、温泉の香りを味わえるのって素敵です。
もくもくの煙も「おいでおいで」と呼んでいるようですね。
「行くよ行きたいよ」とここを見ながら思っています
こんばんは(^^)
雪ではなく、雨が降ってますね
大涌谷に行くときは、いつも寒いときばかり。
それ以外の季節はいつも、山のずっと下から延々と車が渋滞しているんです(ToT)
でも本当は今の季節が空気が澄んでいて一番綺麗に山々が見えるのも確か
何より寒い季節は噴煙がダイナミックですし♪
ゆでたまご大好き家族には
硫黄のにおい=黒たまご
すでに刷り込まれてます
黒タマゴキティちゃんに会えるといいですね