消防団の実際の活動はどうなっているのか?
1、町内で起きた火災の消火
名前のの通りの活動内容だが、最近では実際の消火活動を行うことは少なく、後方支援や交通整理が主になってきている。
これは消防団員が消火活動中に怪我をすると後々面倒だという事もあると考える。実際には私の住んでいる地域では消防署が近いために、火事現場には本職の方が早く着くという事もある。
2、ポンプ操法大会
私の神戸市では古い方式らしく、タイムを競う競技的な面が大きいが、他の自治体では演舞と言うか儀礼的な行動様式になっていって、実際の消火活動ではやらないな~と感じだ。
実際の動画。
軍隊的が悪いとは思わないが、大会の為の動きが多くて実際的ではない。
ただ、やったことがある身としては、ここまでやっているのは凄いの一言。「大会の為」にすごく練習したのだろう。
神戸はここまで「ロボット的」動きではないです。
3、年末警戒
12月26日から大晦日まで20時から24時まで、防火のために5人ほど警戒にあたる。消防車で巡回したり。
4、整備点検、訓練
それぞれの分団、班ごとにある小型ポンプ等を整備点検する。特に期間等は決められていない。ちなみに我が班ではほとんどしない。
5、災害対策
最近多いのがこの出動で、台風等による河川の増水による決壊の為に警戒という事で出動がかかる。幸い今まで河川が決壊したことはない。
6、出初式
年始に行う儀式。観艦式みたいなものだろう。
以上が主な活動内容だと思う。
地域によっては山中での不明者捜索なども加わるだろう。それ以外に入団時に研修的なものもある。
それぞれについて語ると長くなるので、分けて解説することにする。
簡単なものからやっつけよう。
出初式は毎年なら神戸市はメリケンパークに集まり、ヘリからの降下とか見れたり、消防団は一斉放水がテレビ中継されたりするのだが、さすがに今年は中止と言うかリモートと聞いたがどのような内容だったかは知らない。
各班からは3人ほど、各団からは2台ほどの車両が出動を求められる。うちでは順番に出すことになっている。
年始の5日に行われるのだが、普通の会社員も仕事始めの日にやられてもなぁと言うのが多くの団員の気持ちだろう。ほとんどは午前中で終わり昼から各班で新年会という飲み会があったりするのだが、、、、。
整備点検、訓練は各団、各班によって自発的に行える。消防車だってバッテリーが上がってしまっては動けない。
前述したようにうちはほとんど行わない。だらけた班なのでしょうがない。
この整備点検、訓練でも出動手当は出る。自己申告で貰い放題と言えば言い過ぎか?正直何もしなくても、出動報告すれば手当は貰える。
実際、同じ団の中でも手当が倍と半分も差があるなんてことがあった。実際に整備していたかはわからないが、手当の行く先は飲み代、旅行代だ。
本来の活動である消火、議論のあるポンプ操法については次で。
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