‡ まゆみの似顔絵たまてばこ ‡

今日の似顔絵!プレゼンテーション

アート&ジャズフェス“明”と“暗”

2014年05月03日 | 似顔絵
横浜市の吉田町で年に一度開催の
【吉田町アート&ジャズフェスティバル】
参加しました

大型4連休の初日に仕事が入っていないというのが
ザンネンな事態なんですが…‥(^_^;

ジャズとロックの大音響の中で
炎天下 今日は真夏のように暑かったです
お客さんも日陰を求め…
褐色の肌をあらわにしたオネエさんたちの
ポールダンスの演技の前だけ黒山の人だかり
炎天下の似顔絵ブースに見向きもしてくれません

午後3時を過ぎて日差しが軟らかくなりはじめた頃
やっと似顔絵ブースにお客さんが集まってくれました
やれやれ さ~気合い入れて描くゾ!!!

さてさて
似顔絵を描いてもらいたいお客様って
“幸せ”で気持ちに余裕のある方ばかりだと
以前 言った気がするのですが・・・

そうじゃないこともあるようです

【明】
  
二日前 結婚式を挙げたばかりの国際カップル
んもう 何も言う事ありません お幸せにぃ~

【暗】

いいカンジに日焼けして一見
健康的な52才の男性が私の前に座りました

するといきなり
「話を聞いてください
 ボク死ぬんです
 だから葬式に使う遺影を描いてください」とおっしゃる

どうやら冗談ではなさそうです
奥さまより お子さんより先に
重篤な病に冒されているという事実を私に話したようです

お年寄りに遺影としての似顔絵を頼まれることはありますが
こんな若い方は初めてです

『重すぎる・・』
緊張したせいか  似顔絵の顔が寂しげな表情になってしまいました
(時々私の右手は 脳を経由せず目からダイレクトに動くのです)

こりゃいけない
あまりやらないことなんですが描き直しをさせてもらいました
が ご本人は先に描いたほうが好きだとおっしゃるので
そっちを仕上げてさしあげました

手元にはあとから描いた着色してないこの絵が残りました

ロックバンドの演奏の大音量にかき消され会話がままならず
ちゃんとお話を聞いてあげられなかったこと
明るく元気な似顔絵を渡せなかったこと

自分の不甲斐なさが情けない
悔いの残る一日でした