臨機応変に描く

神奈川県内の住宅展示場で似顔絵を描いてきました

１人につき◯◯◯円頂く
複数人数を１枚に描く場合は　×人数分　
というように　金銭が発生する仕事より
無料プレゼントの仕事が好きです

自分の描いた似顔絵に価格がつくというプレッシャーが
どうも苦手　ということもありますが
気分しだいで人数をいきなり増やしてみたり
ときには　モデルさんとの会話の中から
拾い出したアイテムを追加してみたりして
その喜ぶ顔が見たいからかもしれません

上の似顔絵ですが
ママと息子さん二人のつもりで描き始めました

ところが　お話してると
生後2ヶ月の赤ちゃんがパパとお留守番だとわかり
急遽　二人を追加！
追加の二人は小さくなってしまったものの
ママの喜びが二倍になりました


こちらは新婚さん
ほぼ描き終わって　さ、色塗りを…と思った時
「猫を追加ってできますか？」って…
隙間が小さくて　ネコちゃんは顔が半分だけになりましたが
それがかえって　
「うちの猫がご飯のとき柱の陰から覗く姿にソックリ！！」
とこれまた大喜び
奥様が「目の色がきれいなグリーンなの」と言った時
表情がパッと明るくなったのを見逃しませんでした
なので背景をグリーンにしたら
案の定ドンピシャ！
奥様はグリーンが大好きだったようです


甘えんぼの男の子
ひとりの似顔絵はいやだと言います
ご両親は「私たちは描かれたくないから子供だけで！」
なかなか決まりません
そこで私「あくまでもメインは息子さんで
　ご両親は小さくってどうですか？」
三人は納得してくれてこの絵になりました

対面で描く似顔絵には小さなドラマがあります

ただそんな中・・・
写真で描く事もけっこうあって

困るのはこんな小さな　しかも不鮮明な写真からの依頼

金銭がからむ場合は
「この写真ではお金をいただける絵は描けません」
とお断りするのですが
サービスの場合　絵師のプライドは捨てねばなりません
ふだんの三倍時間をかけて・・・

コレ　似てるのか似てないのかの判断さえできませんが
しょうがないですね
ちなみに写真がいいとこんなカンジ


え？違いがわからない？
う〜〜〜ん。。。目ぢから…かな？