横須賀美術館へ行ってきました。

かつて　
この絵が私の背中を押してくれました

17年前のことです
北海道旭川市から夫の単身赴任先相模原市を訪れた三日間　
たまたま一人で立ち寄った相模原市民ギャラリーで見た
『上田薫展　―自然その一瞬の輝き』
衝撃でした
首都圏に住めば本物の絵が見れる！

北海道を離れることを迷っていた私が
神奈川県に住むと決めた瞬間でした

そしてこのたび
横須賀美術館でまた上田薫展をやってることを知り
今日行ってきました
曇り空でしたが暖かで気持ちのいい日でした

17年前に見た絵が並んでて嬉しかったです

サラダは奥様が作ったそうで
食べるためではなく絵にするためのサラダだから
ディテールに凝り、レモンは皮付きでくし切りです

タマゴ割る瞬間の写真を撮るために
バケツいっぱいの大量のタマゴを割り続けたとか
上田さんの奥様のお話です


上田薫氏　1928年生まれですから現在94才
2019年製作の絵の展示もありました
絵描きさんは目が見えれば生涯描き続けられるのだと
教えてもらった気がします


ーーー横須賀美術館ーーー


2007年
横須賀の海に面したのどかな場所に
近未来的な美術館がオープンしたと話題になりました

オープンしたばかりの時に行きましたが
13年ぶりに訪れてみるとやはり経年劣化は否めませんが
ガラスがふんだんに使われ
開放感のあるとてもお洒落な空間です
感染対策もバッチリ！


中央にある螺旋階段を見上げ　見下ろし

バエるって言うんですか？

上田薫氏の巨大な絵をゆったりたっぷり堪能できて
しあわせいっぱい
カサカサにひび割れた心が潤いで満たされました

やはり時々は外に足を向けませんとね

コロナが落ち着いたら
北海道鹿追町の「神田日勝記念美術館」に
ぜったい行きたいと思ってます