後半戦
ここが大根だということもわかって、気合いを入れなおして釣座に戻った。ちなみに管理人さんは、大根と分かっていたらしい。そして、いない間に38㌢を追加したとのこと。う~ん
釣座に割り込ましていただき、際に仕掛けを入れる。吸い込まれる波に追いマキエを打って、仕掛けを流さずに待っているとギュンと入った。やっときた~と思ったが、あっさり浮いてきたのは、35㌢クラス。何でやネン?しかし、初めての本命にちょっと安心もする。これから!と自分に言い聞かせて、同様に攻める。
きっと負のオーラが出てたんだろうなぁ、管理人さんはチャカ場やシッポで竿を出してみますと移動された。目を三角にして、神津まできて恩馳でボッはありえないと意気込む。ガツンッとアタリをくれるのはサンノジ、三ノ字、さんのじほんま、どうなってるネン?何が悪いねん?
泣きそうになりながら、仕掛けを作り直す。三ノ字が連発する以上、仕掛けが立ちすぎているとしか思えない。グレセンサーFの0にして、ハリス2ヒロ、遊動20㌢で磯際を攻める。吸い込む波にサシエを入れてウキを際に引き付ける。馴染んだところで追いマキエを1発。じわ~とウキが沈む。30㌢ほど沈んだので、ソッと聞くとギューンと乗ってきた。ようやく来た。この引きは、イズスミでも三ノ字でもコッパでもない。尾長の引きだ。嬉々と楽しんでいると針外れ。食いが浅いのか?同様に攻めるとまったく同じアタリ。今度は魚が走るまで待って合わせた。慎重に慎重に浮かすと40㌢前後の尾長グレが浮いてきた。ようしタモと思ったら、竿からテンションがなくなった。今度はハリスを噛み切られた。時間を掛けすぎたか。
完璧に迷宮に入り込んだようだ。
紀伊半島なら間違いなくこのままアタリが止まるパターンだが、ここは恩馳。魚影が違う。アタリは続く。
食いが渋くて、でも走るまで待つと飲まれるなら、飲まれない針にするか、瞬時に掛け合わせるかのどちらかである。ウキをG5に変更し、残存浮力を残した状態でかすかなアタリを取るようにした。針も速手グレXに変更して、掛け合わせを心がける。1投目、5㌢沈む。あわせたが、素張りを引いた。ウキ下を1.5ヒロに詰める。2投目、5㌢沈む。あわせる。竿が止まる。ガガガガッ、首を激しく振るのが分かる。ヨシッ尾長や身構えると底に向かって締めこんで行く。掛けた瞬間にその場で首を振るのは、そこそこの良型であることが多い。慎重に、でも遊ばせることなく浮かせると40㌢オーバーの尾長が際に浮いてきた。タモ網に入れて、ヨッシャーと小さく叫んだ。紀伊半島ならイザ知らず、恩馳でこのサイズではね。でも一時はボッも覚悟しただけに嬉しかったよ~
それからと言うもの、尾長の連発連発連発。ウキ下1.5ヒロで足元を釣るから、ほとんどリールを使わない。サシエを付けて、マキエを打って、サシエを入れて、ウキを落とす。ウキが動けば、アワセを入れて、耐えて引き抜く。その繰り返し。サイズは33~38㌢。紀伊半島では、最高の状態であるが、「またこのサイズか」と不平不満も出る。どうしたら40オーバーが出るのだろう?もちろん、深く探ったり、際から外してみたりしたが、逆にサイズダウンする。難しいね。
そんな贅沢な状態がそれほど続く訳もなく、昼過ぎにはアタリが遠のいた。不思議と潮が右に動き出したにも関わらずだ。どうしてだろう?余程グレの機嫌を損ねる潮なのか。
際でアタリが出なくなったので、ウキ下を3ヒロ取って、潮に乗せる。30㍍ほど流したところで、スポンとウキが入って35㌢が釣れてきた。先ほどから際釣りの間にも沖にはマキエを入れていたので、ようやく沖にも魚が浮き出したのだろうか。
ちょうどその前から風も強まったので、沖を攻めるのを切っ掛けに道糸を3号に落とす。ハリスも3号にして、針は剣華グレ8号にした。竿以外は、紀伊半島で尾長を狙うシステム。当日のサイズなら、飲まれない限りバラス事は無いだろう。更に風対策にツインセンサーBに変更、ジンタンを追加し、潜り潮があればジワジワと沈むように調整した。コレが良かったのか、たまたまなのか、アタリは連発。マキエを潮筋に遠投し、仕掛けを投入、その潮上にマキエを入れる。張らず緩ませずで流していくとスルスルスル~と道糸が走るアタリが続いた。ただしサイズは38㌢まで。1つだけ、走るラインを止めて竿を立てたところで噛み切られたアタリがあったが、手応えを感じる前の出来事だったので、デカバンかどうか、、、。
結局、大したドラマも無いままに4時前に納竿。
2人で38㌢までをリリースしまくって、管理人さんは40、44、44㌢と37~8㌢を3枚を、私は44㌢と37~8㌢2枚をお土産にキープした。大根全体では、47㌢2枚を天に40オーバーは軽く2桁。やはり調子が良かったのは、チャカ場であった。決して潮が良い状況では無いにも関わらず、この釣果は「流石」としか良いようが無いと関心したが、恩馳の実力はこんなものではなかった。
沖のエボシでは、実寸61.5㌢が仕留められていたのである。しかも氷で締められ完璧に死後硬直した状態で、それだったらしいから、生きていれば63センチは軽くオーバーしていただろう。
恐るべし、恩馳
その日の夜は、晩飯兼宴会であったが、長旅の疲れもあって、食堂で船を漕ぐ。
8時前には就寝。酔いが醒めて、深夜に目を覚ますと雨音がする。いや~んになりながら、管理人さんのイビキを子守唄に再び眠りにつくのであった。
続く,,,。
ここが大根だということもわかって、気合いを入れなおして釣座に戻った。ちなみに管理人さんは、大根と分かっていたらしい。そして、いない間に38㌢を追加したとのこと。う~ん
釣座に割り込ましていただき、際に仕掛けを入れる。吸い込まれる波に追いマキエを打って、仕掛けを流さずに待っているとギュンと入った。やっときた~と思ったが、あっさり浮いてきたのは、35㌢クラス。何でやネン?しかし、初めての本命にちょっと安心もする。これから!と自分に言い聞かせて、同様に攻める。
きっと負のオーラが出てたんだろうなぁ、管理人さんはチャカ場やシッポで竿を出してみますと移動された。目を三角にして、神津まできて恩馳でボッはありえないと意気込む。ガツンッとアタリをくれるのはサンノジ、三ノ字、さんのじほんま、どうなってるネン?何が悪いねん?
泣きそうになりながら、仕掛けを作り直す。三ノ字が連発する以上、仕掛けが立ちすぎているとしか思えない。グレセンサーFの0にして、ハリス2ヒロ、遊動20㌢で磯際を攻める。吸い込む波にサシエを入れてウキを際に引き付ける。馴染んだところで追いマキエを1発。じわ~とウキが沈む。30㌢ほど沈んだので、ソッと聞くとギューンと乗ってきた。ようやく来た。この引きは、イズスミでも三ノ字でもコッパでもない。尾長の引きだ。嬉々と楽しんでいると針外れ。食いが浅いのか?同様に攻めるとまったく同じアタリ。今度は魚が走るまで待って合わせた。慎重に慎重に浮かすと40㌢前後の尾長グレが浮いてきた。ようしタモと思ったら、竿からテンションがなくなった。今度はハリスを噛み切られた。時間を掛けすぎたか。
完璧に迷宮に入り込んだようだ。
紀伊半島なら間違いなくこのままアタリが止まるパターンだが、ここは恩馳。魚影が違う。アタリは続く。
食いが渋くて、でも走るまで待つと飲まれるなら、飲まれない針にするか、瞬時に掛け合わせるかのどちらかである。ウキをG5に変更し、残存浮力を残した状態でかすかなアタリを取るようにした。針も速手グレXに変更して、掛け合わせを心がける。1投目、5㌢沈む。あわせたが、素張りを引いた。ウキ下を1.5ヒロに詰める。2投目、5㌢沈む。あわせる。竿が止まる。ガガガガッ、首を激しく振るのが分かる。ヨシッ尾長や身構えると底に向かって締めこんで行く。掛けた瞬間にその場で首を振るのは、そこそこの良型であることが多い。慎重に、でも遊ばせることなく浮かせると40㌢オーバーの尾長が際に浮いてきた。タモ網に入れて、ヨッシャーと小さく叫んだ。紀伊半島ならイザ知らず、恩馳でこのサイズではね。でも一時はボッも覚悟しただけに嬉しかったよ~
それからと言うもの、尾長の連発連発連発。ウキ下1.5ヒロで足元を釣るから、ほとんどリールを使わない。サシエを付けて、マキエを打って、サシエを入れて、ウキを落とす。ウキが動けば、アワセを入れて、耐えて引き抜く。その繰り返し。サイズは33~38㌢。紀伊半島では、最高の状態であるが、「またこのサイズか」と不平不満も出る。どうしたら40オーバーが出るのだろう?もちろん、深く探ったり、際から外してみたりしたが、逆にサイズダウンする。難しいね。
そんな贅沢な状態がそれほど続く訳もなく、昼過ぎにはアタリが遠のいた。不思議と潮が右に動き出したにも関わらずだ。どうしてだろう?余程グレの機嫌を損ねる潮なのか。
際でアタリが出なくなったので、ウキ下を3ヒロ取って、潮に乗せる。30㍍ほど流したところで、スポンとウキが入って35㌢が釣れてきた。先ほどから際釣りの間にも沖にはマキエを入れていたので、ようやく沖にも魚が浮き出したのだろうか。
ちょうどその前から風も強まったので、沖を攻めるのを切っ掛けに道糸を3号に落とす。ハリスも3号にして、針は剣華グレ8号にした。竿以外は、紀伊半島で尾長を狙うシステム。当日のサイズなら、飲まれない限りバラス事は無いだろう。更に風対策にツインセンサーBに変更、ジンタンを追加し、潜り潮があればジワジワと沈むように調整した。コレが良かったのか、たまたまなのか、アタリは連発。マキエを潮筋に遠投し、仕掛けを投入、その潮上にマキエを入れる。張らず緩ませずで流していくとスルスルスル~と道糸が走るアタリが続いた。ただしサイズは38㌢まで。1つだけ、走るラインを止めて竿を立てたところで噛み切られたアタリがあったが、手応えを感じる前の出来事だったので、デカバンかどうか、、、。
結局、大したドラマも無いままに4時前に納竿。
2人で38㌢までをリリースしまくって、管理人さんは40、44、44㌢と37~8㌢を3枚を、私は44㌢と37~8㌢2枚をお土産にキープした。大根全体では、47㌢2枚を天に40オーバーは軽く2桁。やはり調子が良かったのは、チャカ場であった。決して潮が良い状況では無いにも関わらず、この釣果は「流石」としか良いようが無いと関心したが、恩馳の実力はこんなものではなかった。
沖のエボシでは、実寸61.5㌢が仕留められていたのである。しかも氷で締められ完璧に死後硬直した状態で、それだったらしいから、生きていれば63センチは軽くオーバーしていただろう。
恐るべし、恩馳
その日の夜は、晩飯兼宴会であったが、長旅の疲れもあって、食堂で船を漕ぐ。
8時前には就寝。酔いが醒めて、深夜に目を覚ますと雨音がする。いや~んになりながら、管理人さんのイビキを子守唄に再び眠りにつくのであった。
続く,,,。
私が行ったときは、潮が澄んで底まで丸見え。
際では全く食ってこず、沖でしか釣れませんでした。
沖のエボシの実寸61.5㌢はさすが神津ですね。
恩馳では、どこでも大物の可能性ありますもんね!
ちょうど行ったときに本来の恩馳実力を見てみたいです!
続き楽しみにしていま~す♪
終わってませんでしたね(笑)
私の時は潮ガンガンだったのでババリバリ~のアタリばっかでしたが、、、
渋いアタリを瞬時に掛け合わせなんてさすがRyutoさんですね!
翌日編も楽しみにしています!
拙い釣行記にお付き合いありがとうございます。
にっしーさん
61.5を釣られた方は、日帰りの早上がりだったので、残念ですが、モノは見てません。せめて見たかった。
バットさん
何をおっしゃる。久しぶりにご一緒して、バットさんの妙技をみてみたいです♪
初めて行く釣場で、満足の行く攻め方なんて、出来ませんわ。