しるべない旅

幼い頃の思い出と日々の雑感気まぐれに綴っております。

バイクふれあい記98 雪道走行2

2023-12-10 09:28:19 | 日記
ウォ〜〜
エンジンの唸りを聞きながら、左手で手袋をしたまま、シリンダーヘッドに手の平を翳しました。これでエンジンの暖まり具合を確かめるのだそうで、お兄ちゃんやお母さんに教わりました。右の親指と人差し指ですセルボタンを挟んで押したり撫でたりしました。撫でているうち、軽く凹むから、意外とバネが軽く出来ているに驚きました。因みにキックペダルも軽く踏み降ろせて、楽に感じて驚きでした。
カチッカチッカチッカチッ
ボタンを押すと灯火が一瞬チラつきまた明るくなりました。緩めると何もなかったようにエンジンが唸り続け、切替器の音がしなかったです。暖まりを感じると、チョークを戻しました。セルボタンを押したままにしていました。
ロロロロドッドットットットッ トッ キュコ カチッキュルキュルキュルキュルキュルキュル…
アクセルグリップが戻る方に手を取られていました。やがて、キュルキュル音が持続しました。面白がりながら、お母さんと微笑み合いました。
キュルトットッキュトットッル
微かな点火音が混じるようになりました。
吸気弁が安定して動き出しました。
キュドッルキュドッル…
点火音が次第に大きくなりました。やがて、明かりのチラツキも少なくなり、エンジンのアイドリングが低トルクで安定していました。
ヒュ〜トットッ…
モーターの電源が切れ、惰力になり、発電が始まり、エンジンが暖まり安定感がより高まっていました。アクセルグリップを上下させ、ギアシフトに耐えるようにしました。
トットッドッドッドッウォンドッドットットッ…
エンストに備え、セルボタンを押したままにしてアクセルグリップを操作すると、傘のストッパーを外したり、懐中電灯のフラッシュボタンを押すような感覚になっていました。秋口から初冬にかけて、暖機運転って大事で、時間がかかると実感しました。さて、いよいよ、ギアをローに入れて走行です。





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