シシリア産コビトゾウ(パレオロクソドン最小種)の最新研究論文(下記リンク)
ローマ・ラ・サピエンツァ大学のMaria Rita Palombo教授(地球理学)とAsier Larramendi氏(EoFauna)による、シシリア(スピナガロ洞窟)とマルタ産のコビトゾウ(Palaeoloxodon falconeri)の形態と生態に関する新しい学術論文 ('Body size, Structure, Biology and Encephalization Quotient of Palaeoloxodon ex gr. P. falconeri from Spinagallo Cave(Hyblean plateau, Sicily)') が、哺乳類学ジャーナルのHystrix誌に受理、掲載されました。ここに報告をさせていただきます。
http://www.italian-journal-of-mammalogy.it/article/view/11478
Maria R. Palombo教授は、欧州の化石長鼻類全般、ことにパレオロクソドンゾウと、地中海諸島の矮小長鼻類の骨格発掘、形態・生態研究の領野で、国際的な業績を上げ続けておられる方です(氏の注目すべき研究の多くを、幸いにもオンラインで見ることができます)。最新知見が開示されている本稿では、正確な骨格モデルに基づく復元画を提供することを通して、私もごく微力ながら、協力させてもらうことができました。
オンラインで、PDFのフルテキスト(英語)を無料閲覧することが可能になっています。
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