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The True Lord of the Animal Kingdom
真・獣・王
今回も私のギャラリーサイトのページで実施した投票の話ですが、以前の記事
で一挙紹介した巨大長鼻類の各顔合わせを、対戦トーナメントの体で仮想して、勝ち抜く可能性が最も高いと思われる種類に投票をお願いしたものです。
巨大長鼻類(ゾウの仲間)エントリー全種
左 パレオロクソドン・アンティクウス Palaeoloxodon antiquus (更新世・ユーラシア西部)
右 ステゴドン・ミエンシス Stegodon miensis (鮮新世‐更新世・ユーラシア東部、日本)
左 エレファス / パレオロクソドン・レッキ Elephas / Palaeoloxodon recki (鮮新世・アフリカ東部、南部)
右 デイノテリウム・ボザーシ Deinotherium bozasi (中新世‐更新世・アフリカ東部、南部)
左 ステゴテトラベロドン・シルティクス Stegotetrabelodon syrticus (中新世・アフリカ東部)
右 デイノテリウム・ボザーシ Deinotherium bozasi (中新世‐更新世・アフリカ東部、南部)
左 G F Sマストドン※(ジゴロフォドン属種)'G.F.S.' Mastodon Zygolophodon sp. (鮮新世・北米南東部)
※本種の発見、記載に携わられるChris Widga教授認定の復元画です
右 コロンビアマンモス Mammuthus columbi (更新世・北米)
バトル・ビヨンド・エポックでフィーチャーする動物の強弱を論じることは原則、しませんが、今回は例外ということでご覧になってください。
形態的には随所に独自性がみられるが、サイズ(推定体重値)的には非常に似通った化石長鼻類が並んでいて(いずれも現生アフリカゾウを凌駕する大きさ)、どういう結果になるのか少し興味がありました。
上は21' 5月30日時点のスクショで、パレオロクソドン・アンティクウス(ストレートタスクゾウ)とコロンビアマンモスとが同票で並んでおります。
「ストレートタスクゾウ」にも増して直牙型(straight tusked)という形容が相応しいような象牙を持つ、ステゴドン・ミエンシス / ズダンスキーや、使いよう?によっては剣歯猫の上顎犬歯よろしく、下顎の牙が殺傷力を発揮しそうなデイノテリウム大型種なども、個人的には面白い存在だと思っていました。
実際、一時デイノテリウム・ボザーシが得票をリードしていたのです。
しかし投票結果を尊重し、以下の魁偉極まる二種の巨象の顔合わせをもって、決勝戦(陸獣頂上決戦といっても、決して過言ではないでしょう)という形にしたのですが、このマッチアップの勝敗についても投票を実施したので、結果を紹介したいと思います。
Palaeoloxodon antiquus ストレートタスクゾウ (更新世後期・ユーラシア西方)
Viterbo 標本=推定肩高381㎝ 同体重11.3t
Montreuil 標本=推定肩高c.420㎝ 同体重15t
(標本データはLarramendi, 2015による)
VS.
Mammuthus columbi コロンビアマンモス (更新世後期・北米)
標本タグ DMNH 1359= 推定肩高372㎝ 同体重9.2t
標本タグ 71.983.71= 推定肩高c.420㎝ 同体重12.5t
(標本データはLarramendi, 2015による)
投票結果
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ということで、ストレートタスクゾウ、パレオロクソドンの勝利という結果。
投票開始直後ではコロンビアマンモスの得票を引き離し、正に圧勝という感じだったのですが、現状、少し差が縮まりました。
個人的には想像していた通りですが、皆さんはどう思われるでしょう。
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