🐼Monster bears collide! Giant Short-faced Bear Ecomorphs👓
Poll Result
投票結果
新第三期のパンダ亜科を代表する、大型のハイパーカーニヴォラ・クマの系統、アグリオテリウム族の最大種、フラカン・コフィー。他方は、更新世のメガネグマ亜科を代表する、「ジャイアントショートフェイスベア」こと、アルクトドゥス・シムス。形態的に、ある程度の「収斂」が見られる、クマ科屈指の大型タクソン同士の「超時空interaction」を描出した、
フラカン・コフィー(フラカン属の最大種)Huracan coffeyi ♰
<中新世ー鮮新世 北米 パンダ亜科>
イラスト&テキスト Images and text by ©the Saber Panther (All rights reserved)
●推定体重不明。Jiangzuo et al.(2023)によれば、アグリオテリウム属最大種よりも少し大きく、インダルクトス属最大種よりは小さく、キタアメリカ・ジャイアントショートフェイスベアよりは明瞭に小さい
●推定体重不明。Jiangzuo et al.(2023)によれば、アグリオテリウム属最大種よりも少し大きく、インダルクトス属最大種よりは小さく、キタアメリカ・ジャイアントショートフェイスベアよりは明瞭に小さい
&
キタアメリカ・ジャイアントショートフェイスベア Arctodus simus ♰
<更新世中・後期 北米 メガネグマ亜科>
イラスト&テキスト Images and text by ©the Saber Panther (All rights reserved)
イラスト&テキスト Images and text by ©the Saber Panther (All rights reserved)
●推定体重 770kg (Christiansen & Harris, 1999→サンプルは6標本)。Figueirido et al.(2010)算出による、既知の最大標本の推定は957kg(同じくFigueirido et al.(2010)によれば、他にも推定体重900kg級と考えられる標本が、複数あるという)
今回も、「ドミネートする」可能性の高いと考えられる方への投票を、私のDAギャラリーサイトのページで実施しました。主に、パレオアーティストたちが投票してくれたものです(23' 12月25日時点)。
今回、私は接戦になることを予想していたのですが… バリナスクスとダスプレトサウルスの時以来の、大きな得票差となっています。
「形態的にある程度の収れん」云々、と書きましたが、細かく見れば、両者には異なる特性があります。
前肢のグラップリング機能で劣りながら、走行性に優れ、類まれな顎力(最近縁のアグリオテリウム属最大種と、同等の咬筋力と仮定して)を持つ、いってみればイヌ科的なフラカンと、サイズ、グラップリング機能性で勝る(しかし、走行性では劣る)アルクトドゥスという、謂わば「Biter」系と「Grappler」系という、大まかな違いです。
もちろん、共に大型のクマ科動物ではありますから、力強い前肢を有するし、顎の力も強大です。ですから、単純に「Biter」vs「Grappler」という分け方はできないかもしれませんが、どちらの特性をより優位とみるか、ということ。そこにサイズ差の要素も加わる、ということになりましょうか。
得票はアルクトドゥスの大差でのリードということで、もう大勢が決まってしまった風ですが、もう少し、票の推移を見てみましょう。
私は、両者の各骨格寸法をもっと具体的に調べあげて、両者の形態・サイズの違いを、さらに明確にしていくつもりです。
イラスト&文責 Images and text by ©the Saber Panther(All rights reserved)
Don't use any of my contents for AI generating.
作品、記事内容の無断転載、転用、盗用、生成AIを用いた模倣を禁じます
☆いいね、登録、お願いします☆💬
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます