SACHILOG

美しい風景を中心に、陶芸、旅、美味しいものなどの記録です。

尾瀬横断ハイキング♪ 鳩待峠~山ノ鼻

2020-09-09 23:30:06 | お山
先週末、またまた尾瀬に行ってきました♪

今回は、尾瀬ケ原と尾瀬沼の両方を満喫したかったので、鳩待峠から沼山峠に抜ける尾瀬横断コースに挑戦してみました。
#縦断ではなく横断だなと思い直してタイトル変更しました。

バスタ新宿発の夜行バスで出発です!(22:00)


夜行バスは、若い時にスキーに行くために乗って以来でしたが...コロナ対策で座席が広く使えることもあって、わりと快適。
でも、あまり眠れないなぁ~と思っているうちに、あっという間に尾瀬戸倉に到着しました。(3:50)


まだ真っ暗でしたが、月が出ていました。


台風の影響で、どんどん天気予報が悪くなっていき、最後に見た予報は、曇り後昼からがっつり雨の予報でしたが、いつものように晴れてくれる予感♡

ここで、鳩待峠までのバスに乗り換え。
4:40の出発までの間に、持ってきた朝ご飯を食べました。

いつもの舞茸ご飯のおにぎりです。


定刻通りに発車して、15分で鳩待峠に到着。ちょうど日の出の時間で、あたりが明るくなってきました。


「尾瀬」という文字を見るだけで上がる~♪


バスの中から、きれいな朝焼けも見ることができましたが、鳩待峠で見た空も、オレンジがかっていてきれいでした。








ここから、いよいよ出発でございます!(5:10)


最初は、こんな道で、


その後に木道になります。
鳩待峠から尾瀬ケ原は、下りの道が続きます。


せっかくだから青空の尾瀬が見たいな~と思っていたのですが、なんと、青空が!


至仏山は、黄緑色にキラキラと輝いており、もう本当にきれいだったので、嬉しくてキャーキャー言って歩きました☆








しかし~...

木道をテクテク歩いていると~...


あきらかに熊のものと思われる大きなお便りを木道上に発見...

山ノ鼻の尾瀬植物研究見本園のあたりに熊が出るので、見本園までの道は封鎖中という情報を読んでから行ったので、念のために最初から熊鈴を鳴らしてお喋りしながら歩いていましたが、更に注意レベルを上げました。

すると、40分程歩いたあたりで、同じバスで到着して、先を一人で歩いていた女性が私たちの方に引き返してきて、

「熊がいるので一緒に歩いてもらっても良いですか?」

とのこと。


な、なんと!!!


あそこにいるという方向を見ると、前方50メートルくらいの木道のすぐ脇の木の上に真っ黒な子熊がいるではないですか!!

女性が見たときには、下にいて、木の上に登って行ったとのこと。

木の上に登って行ったということは、木の下に下りてくるというわけで、しかも、下りるのは速そう。
子熊ということは、近くに親熊もいそう。

しかし、他に脇道もなく、ここを通るしかない。

どうするか...

と、再度ちらりと熊の方を見たら、熊もこちらを見ている。

すぐに目線を外して、

「私たち、敵じゃないよ。」

「大丈夫、大丈夫~!」

とみんなで言いながら、エネルギーを調整。(怖いというエネルギーが伝わると襲われるという話を聞いたことがあった為)

そして、意を決して、熊がいる木の方に向かって歩き始めました。


怖いという気持ちを打ち消すように、「大丈夫、大丈夫~!」と声に出しながら歩き、無事熊がいる木の横を通過。
そのまま後ろを振り返らず歩き続けました。

もうここまでくれば安心だというところで、看板をパチリ。

子熊がいた木と木道の距離感は、まさにこのくらい近かったのです。

しかし、ほっとしたもの束の間、やはり同じバスに乗って来られていて、女性の前を歩いていたおじさまが私たちを待ってくださっていて、

「前方に熊がいる。」

とのこと!!


えええ!?また!?


しかし、おじさまは、5日に一度は尾瀬に入っているというベテランとのこと。
安心して一緒に歩かせて頂いたところ、私には見えなかったのですが、やはり子熊発見!
そして、子熊がいるという木の木道を挟んだ反対側の熊笹がガサガサいっており、親熊が出てくる雰囲気が!!

さすがに背筋が凍りましたが、私たちの前に姿を現すことなく、消えてくれました。再度ホッ。

前進します。


この季節は、トリカブトがたくさん咲いていました。


咲き始めは濃い色で、時間が経つと薄い色になるそうです。


おじさまのおかげで、やっとのことで、山の鼻ビジターセンターに到着しました。(6:10)


9月は、樹上の餌(ウワミズザクラの果実など)を目的に熊が出没することが多く、又、特に朝や夕方の薄暗い時間は、多いそうです。

尾瀬には、熊が住んでいて、私たちがお邪魔させて頂いているということを忘れてはいけませんね。


ここで、一息つき、おじさまと女性と別れ、尾瀬ケ原に向かいました...続く。


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