私はここ２ヶ月で、マイナスなことが七つも有った。よく“七転び八起き”なんて言うけど、流石にめげるだろう…
…ということで長期休みを取り、世界一周の旅に行ってきまぁす～( ノД`)…完
僕は中学入学時、野球部に入った。将来大リーグに入りたいという、野望の為だ。内心(そうは言っても…)という否定的な気持ちも当然ある。そんな僕に、部活初日監督は言いきった。
「石の上にも三年、辛抱強く努力する事❗」
その言葉を信じて三年間、部活に青春をかけた僕だったのだ。 そして三年経った今、全く才能、センスのない自分を大いに自覚するしかなかった。そして卒業式、監督は僕たちに向かってこう言った。
「ローマは１日にしてならず。君たちはその事を心に留めて、大きな事を成し遂げる人であって下さい」
その言葉に、僕は踊るしかない。完
私の女友達が、フランスで凱旋門を見たとたん、恋に落ちた。フランスで暮らし、凱旋門と結婚すると言って、別れの挨拶もそこそこに旅立ってしまった…
呆れて物も言えない。今まで彼女に恋していた自分のアイデンティティーを大いに省みる私であった。 完
Love needs no teaching. 「恋に師匠なし」
「俺は、逆立ちで走ってみせるぞ！」いつの頃かN男は言い出していた。
私は「そんなことは“顎で背中を掻く”って言うんだぞ。不可能だ」
そんなある朝、友人のKから電話がかかって来た。
「おい、N男がテレビで逆立ちで走っている様子が放送されていたぞ…」最後は消え入る様な声で。
「ほんとか❗それで何の番組だ？」
少し沈黙が続いた後で、Kは言った。
「心霊特集だよ…」 完
「諺・顎で背中を掻く」
先輩が箱を持って小躍りしている。俺は「先輩、何か良いことあったんですか？」と聞いてみた。すると彼は「凄く良い女見つけたんだ！この箱に写真が入っている。お前にも見せてやるよ。その代わり惚れるなよ❗」
どれどれ…期待を込めてその箱を開けて見ると、それは親父の妹の写真だったのだ。完
「諺・開けて悔しき玉手箱」