ある朝目覚めたら、部屋がカボチャになっていた。これは面白いと思っていたら、私の部屋だった物は、八百屋に並べられている状態に。
私はこの不条理を分析してみる。カボチャという野菜は、確か人の頭の半分位の大きさだったはず。それでは、何で私が入れるのか…このままだと、誰かに購入されてしまって…
ここまで考えて私は閃いた。 ああ、自分は昔話の主人公になるなと。だって、カボチャは台所でカットされる運命だ。その時は「こんにちは」と言おう…カットしたその人は、さぞやビックリするだろう。しかしこのシュールは廻るしかないのだ。 END