禅と薔薇

高島市 曹洞宗 保寿院 禅の話と寺族の薔薇のブログ

五色

2015年02月09日 | 小さな法話
だんごまきの粉が用意できました。
14日には、たくさんの方により「おだんご」を作っていただきます。
このおだんごを「涅槃だんご」といいます。
当山では、このおだんごに色付けをします。
この色付けは、お釈迦さまの舎利が五色に輝いたことに由縁するものです。
五色とは、赤・白・黄・青・黒で、この世を構成する五大である、地・火・水・風・空をあらわしています。
このうち、黒を除く四色のおだんごを作ってお供えし、そのおさがりをまいているのです。

お釈迦さまが入滅された「クシナガラ」という町は、ひなびた田舎町だったそうです。
この地は、お釈迦さまの前世、六回にわたり王として治められた地であったということです。

さまざまなストーリーが由縁としてあることを知るほどに、
「ほとけさまの教え」は私たちが「生きてゆくための教え」であるのです。

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