英語を小学五年生で始めた理由です。
①ではなく、②のようにカーブを描いて伸びます。
今は小学五年生から英語が始まってしますね💦
上の子は小学校では英語の時間はありましたが通知表には英語はなし、下の子は小6から英語が通知表に乗ってきました。
ちょっと時代が違うので今もし未就学児を育てていたら、小4から始めると思います。
さて、うちの子の時代は中1から英語の授業開始だったので小五から英語学習を始めたいと思っていました。
⚫早くなくてもいい理由
正直、英語は0歳からとか幼稚園からとか、早く始めなくてもいいと思っています。
最初は単語や挨拶を覚える程度だし、10歳超えたら本気出せば1日あれば覚えられるような内容を1週間に1時間とか短い時間触れてもそんなに効果あるかな、と疑問です。
1週間に1時間どころじゃなくほぼ英語で過ごしてる!という環境なら効果はあると思いますが、使わなければ忘れてしまうという言語の特性上、せめて中1まではその環境を維持しなければせっかく時間をかけた期間があっても無駄になってしまいます。
なので、毎日15分でいいので、いったん始めたら中1まで続けることができるようになってから始めると負担(金銭的にも精神的にも)が減ります。
というわけで、小五までは始めなくても大丈夫。
ていうか1日15分でも子供なにか続けさせるのは母にとってかなりのストレス。期間は短ければ短いほどよい・・・
⚫遅いと(中1からだと)ダメな理由
早く始めなくてもいいかー、と中1で学校で授業が始まるまで放置。これもダメです。
なぜかというと、テストがあるから。
テストで点が取れないと嫌いになります。
テストで点が欲しくてひたすら英単語を何度も書いたり問題集を解くと、大体途中でいやになって嫌いになります。
英語ができるようになる(テストで点を取れるようになる)には時間がかかります。段階をふまないといけません。
初見から1ヶ月でテストとか、そりゃ難しいです。苦労します。
苦労せず英語を身につけないと一部の特殊な勉強好き以外は英語が嫌いになります。
⚫楽しんで身につける
じゃあ、どうやって苦労せず英語を身につけるか。
10歳前後(小5)になっていたら、中3の英語の教科書の和訳の日本語はなんの問題もなく読めます。内容自体は全然難しくないので。
せっかく培った日本語の力を利用したら、一気に英語を伸ばせます。
英語と日本語訳がすぐ参照できてCDつきの教材を使い、簡単な英語を意味が分かる状態でたくさん聞いて、読んで、音読します。
1日15分でいいので量を確保します。
「1日15分だったらNHKの基礎英語がいいね!」となりそうですが、これはあまりおすすめしません。なぜなら、英語を聞いて読んでる時間が圧倒的に短いから。放送を聞くとわかりますが、ほぼ日本語です。1日15分でいいですが、英語だけで15分確保しましょう。15分で1000語は触れましょう。
早ければ半年、長くても1年で英検3級程度の英語が聞けて読めるようになります。
そして、どういう教材なら苦労せずに楽しく英語が続けられるかを子供に合わせて選びます。
私は失敗しました!
英語と日本語訳がのっててCDがついててレベルもピッタリのを選んだのですが・・・子供が興味を持てない教材を選んでしまいました💦
いい教材なんですよ・・・でも面白みはありませんでした。
数日続けたけど子供がつまらなさそうだったので、いったん保留にして選び直しました。
⚫おすすめ教材
上の子が特に歌が好きだったので、歌がいいと思いました。
英語の歌詞と日本語訳が載ってて、CDに合わせて歌えます。
(著作権の問題でオブラディオブラダは英語のみ)
これは大ヒットでした。
15分といわず好きな曲を延々と聞いていました。
早すぎて歌えないのもありましたが、若いだけあって耳コピでどんどん歌えるようになります。
ある程度英語に親しんだところで、教材っぽいのに入りました。
え、結局基礎英語かよ、と言われそうですが💦
これ、1日15分の基礎英語(全部で240回分?)のうち、本文だけ100回分取り出して英語とイラストと和訳乗っけてます。CDは、タイトルと状況説明を数秒日本語で言って、残りは英語です。
つまり、CDのうち90%ぐらい英語です。
もともとの基礎英語の放送から考えるとかなり英語成分高め!無駄が少ない!
基礎英語1なので簡単な英語と文法ですが、工夫を凝らしてがんばって友情・サスペンス・学校生活とストーリーの変化があってこのレベルの教材のなかではぶっちぎりに面白いです。
中1レベルの教材ってほんとに少なくて苦労しますが、これ1冊で教科書3冊分ぐらいのボリュームあるので、これをやり込むだけでも中2ぐらいまで英語は苦労せず行けそうです。
英語が全然聞き取れない時期でも、CDの掛け流しに適しています。最初のタイトル・状況説明が日本語なので情景をイメージしやすいんですよね。何度か日本語訳とイラストを見てストーリーが頭に入れば、どういうことをしゃべってる場面か理解できるので、聞き流すことで英語を英語で理解していくとっかかりになります。
余裕があれば続きも。
基礎英語2。1に比べて文が長くなり、ストーリーが面白くなります。恋愛がメインな感じ。
主人公あいちゃんの日本語のつぶやきが親しみやすくて何度も読むのに耐える面白さです(中2レベルの教材の中では)。
続きに基礎英語3もありますが、こっちは日本語訳が後ろのページにまとめてあって、英語と日本語を一目で確認できず、上2冊に比べておすすめ度は落ちます。
とにかく、歌・基礎英語まとめ2冊を何度も聞いて、読んで、音読して、歌って、楽しみます。
書きません。
和訳させません。
単語チェックしません。
まず、英語が聞けて読めることを優先しましょう。
慣れてきたら、リスニングのチェックしておきます。
うちはスマホアプリの英検4級5級リスニングをしました。
ゲーム感覚でサクサク解けるようになってると思います。
これだけで英検4級までは特別な対策なしで合格します。
うちは上記+中学英語の教科書(アマゾンで中古購入)の音読もしましたが、別に必要なかったかも。
⚫中1から
ここまでを中1までに済ませておきます。
ここでやっと文法と単語の綴り(ライティング)を学校で習います。
充分聞けて読めるので、苦労少なく英単語が覚えられます。
というか、英単語といっても日本語の意味も発音もわかるのでスペルを覚えるだけです。
文法も、今まで色々な英文に触れているのですっと理解できるようになっています。
なにより、中学になって小学校より速くて難しい授業の中で、必死にならなくてもついていける授業があるというだけでずいぶん楽になります。
もし先取りせずに中1から英語を始めたら、
・発音がわからない
・先生の発音が悪いと変な発音が身につく
・外国人の先生が何言ってるか分からない
・聞き逃したらもうついていけない
・初見の英単語が多すぎて発音・意味・スペルが覚えきれない
・文法を習うが使い方が合ってるかわからない
・授業についていくのに必死で気力体力を使う
・日本語訳が載っていないので予習復習ができない
・日本語訳があっているか不安
・ノートの書き間違え、授業の聞き間違いで誤った知識が定着する
・わからないまま問題集を解いて自信を失う
・自信のないままテストを受けて点数悪くて怒られる
・塾に行っても大体の塾は場当たり的な知識ばかりで英語が自信を持って使えない
ということになりかねません。
まあ、私の中学時代ですが💦記憶力はよかったので英単語をひたすら覚えて高校受験は乗り切れましたが全然英語ができる自信はありませんでした。今思うと量がたりなかった。問題集ではなく。
⚫段階を踏む
1日本語訳で意味をつかむ
2CDで英語の音を聞く
3英文を見ながらCDを聞く
4CDだけで意味がわかる
5CDと一緒に音読できる
6CDなしでも英文見れば音読できる
7英文見て日本語にできる
8日本語訳みて英文にできる
9日本語訳見て英文が書ける
ここまでやって、英語の定期テスト90点台が取れます。
そして、大概の勉強はそうですが、最初の段階では全然点に結びつきません。
成長曲線はまっすぐではなく(やればやるほど伸びるのではなく)、二次関数のように放物線です。
①ではなく、②のようにカーブを描いて伸びます。
上の段階でいうと、1~6までは定期テストの成績に反映されません。7から急にグーンと点が伸びます。
なので、先取りをすることによって、点が伸びる期間をテストに合わせる、もしくは前に持ってくることができます。
1~6の段階を先に終わらせておくということです。
やってもやっても点数が伸びない期間を、点数がつけられる期間にかぶせない工夫が大切です。
早めに済ませておけば、あとは点が伸びる期間しかありません。