最後のさえずり 2011-09-01 10:31:24 | フォト・エッセー ある夏の日の雨上がり 鶯が、呟くように静かに鳴いた。 どれほど目を凝らせども、その姿はみえなくて どんなに耳を澄ませても、その声はもうきこえない。 一度きりのさえずりは、想う相手に届いただろうか。 それとも別れを告げたのか。 これがさいごと固く決め、「さようなら」って泣いたのかしら。 みな