ラファエルとガブリエル併せて書くつもりが、私の遅筆と妄想の拡大が重なり個別に分けることにしました。

閑人閑話の第7回は巴里花組メインヒロインのエリカ・フォンティーヌ嬢の愛銃の一丁「短機関銃ラファエル」に焦点を絞りました。

ベルグマンに比べてラファエルは短く軽量。MP18に取り付けられてる大きな円形上の物は、スネイルと呼ばれる形のマガジン。拳銃のマガジンと共通仕様で、ラファエルにも取り付け可能。

近年の一層コンパクトな短機関銃と比べると各部の作りは年代相応。性能も当時の水準だろう。このコンパクトさは当時としては画期的かもしれない。


ストックが無いと射撃時の銃の固定が難しく命中精度も下がるので、補助として持ち手となるフォアグリップを備える。

ガブリエルだとこんな感じ。これだけ発射炎が出ていれば、フロント・リアサイトを覗いても「目の前で炎が踊ってる」状態だ。

ザクⅡの射撃武器"M-120A1"120mmマシンガン。銃上面の円盤状の物はドラムマガジン。より多くの弾を装填するためのマガジン拡張方式の1つ。
相も変わらずの好き勝手の考察妄想日記故に、どうぞ寛大な気持ちで許してあげて下さいね!
と、私の旦那様も申しております。
頼れる旦那様と兼業主婦エリカの
~閑人閑話⑦~
【エリカ・フォンティーヌ】
「修道服と機関銃」
(中編"ラファエル")

閑人閑話の第7回は巴里花組メインヒロインのエリカ・フォンティーヌ嬢の愛銃の一丁「短機関銃ラファエル」に焦点を絞りました。
【短機関銃"ラファエル"】
【ラファエルの性能】
【ラファエルの特徴】
【独自機構ツインマガジン】
今回はこのような項目を添えて好きなように書いてみました。
【短機関銃"ラファエル"】
エリカの愛銃の一丁であり、大天使ラファエルの名を冠する(エリカが命名したのだろう)軽量・コンパクトな短機関銃。
短機関銃(つまりサブマシンガン)はサクラ大戦3の時代では、かなり新しい部類の軍用個人携行火器だ。
前編で所持について触れたが、エリカは一般人(しかもシスター)ながら短機関銃の所有に留まらず、事あらば積極的に発砲する。
作中で射撃したのは怪人相手だったが、ロベリアの回の脱獄騒ぎの時にはガブリエルも手に持っていた。つまり人間相手でも必要とあらば撃つ(非命中射撃だろうが)意思がある、ということだろう。
作中では街中で射撃してもそれに関する通報やお咎めを受けた描写は無かったと思う。巴里の人々は短機関銃を乱射するシスターを見ても受け入れるおおらかさ?があるのだろうか。
しかし射撃には寛容だとしても、ガブリエルを持ち歩いていると不審人物として掴まるのは前編で記した通り、むぅ。
サクラ大戦3でエリカが活躍した1926年(太正15年)、私達の世界でこの当時に制式化されていた代表的な短機関銃は、1918年に開発された短機関銃の祖「ベルグマンMP18」だ。

ベルグマンに比べてラファエルは短く軽量。MP18に取り付けられてる大きな円形上の物は、スネイルと呼ばれる形のマガジン。拳銃のマガジンと共通仕様で、ラファエルにも取り付け可能。
このMP18はその後の多くの短機関銃の原型となった。ラファエルもこの銃を再設計・改造した可能性はある。
ラファエルの製作者は不明、特殊故に量産銃では無さそうか。このコンパクトさは女性のエリカが扱うのには適したサイズ。お気に入りなのかエリカは常に脚に装着して携帯している。
コンパクトとはいえ拳銃より大きく重く、脚の曲げ伸ばしにもストレスを与える装着だ。普通はかなり邪魔な筈だがエリカは気にしてる様子もない、強い子だな。
【ラファエルの性能】
ラファエルの詳細な性能は不明。そこまで設定されてないのかもしれない。しかしそれでは味気ないので、特性が近いと考えているMP18を基にしてラファエルの諸元を出来る限り推測してみたい。

近年の一層コンパクトな短機関銃と比べると各部の作りは年代相応。性能も当時の水準だろう。このコンパクトさは当時としては画期的かもしれない。
私見によるデータなのでご注意を。射程・弾速等は銃身長が短い分MP18よりやや劣ると推定。
ラファエルの発射速度や弾速はM9やCBJ-MSなど現代の短機関銃に比べると落ちるが当時としては十分な性能。
ちなみにこれらと弾速は倍以上の差がある。仮に同じ弾丸と仮定した場合、弾速が倍だと威力は4倍となる。計算式はこちら。
運動エネルギー=1/2(M【質量】×V²【速度】)
球速80kmと160kmのデッドボールでは痛さが2倍違うかと問われれば、もっと痛そうだと感覚的にも分かる気がする。
【ラファエルの特徴】
下画像に仕様を列挙。完全非公式且つ一個人の妄想ということでお願いします。

ラファエルの基本構造。形状は一部分を除いて標準的な短機関銃。バレル先端付近の上部にロザリオの装飾。ロザリオの先から弾が雨霰と出る訳か・・・・・・( 'ω' )
小銃と同じくストックを持つラファエルは、射撃姿勢の安定性は良いだろう。近年の短機関銃は軽量化と取り回し向上のために、ストック(銃床)を廃す、または伸縮式が多い。
軽快に扱える利点が向上しているが、前後のグリップのみでの連射はストック有りに比べると射撃姿勢の維持にそれなりの力が必要。

ストックが無いと射撃時の銃の固定が難しく命中精度も下がるので、補助として持ち手となるフォアグリップを備える。
ストックを持つラファエルは小銃と同じく肩付け固定や脇に挟んで固定する形での射撃が可能。
前後グリップタイプよりも射撃時の安定性に勝るラファエルは、細腕の女性であるエリカの愛銃として相応しい。と、いう事にここではしておく。
次にエジェクションポート(排莢口)。ラファエルに関するいくつかの画像を見たが、どこにあるのか確認出来なかった。
薬莢排出不能な銃は薬莢が邪魔で次弾が装填出来ない。つまり撃てる銃として機能しない。
銃の構造上、マガジン挿入口の直上付近(バレル最後尾とボルト前部の空間)にはあるはずなので、位置を予想して点を記した。

銃の構造上、マガジン挿入口の直上付近(バレル最後尾とボルト前部の空間)にはあるはずなので、位置を予想して点を記した。
エジェクションポートは、トリガーを引き撃針で弾丸を撃ち出す時に残る薬莢を外に排出する出口。撃針の動きと合わせて開閉するのが一般的なので、ラファエルの場合は排莢口開閉部の見た目が判別しにくいだけだろう。
ガブリエルには(勿論)ある。あるのが当然なのだから、ラファエルに見えないと気にする必要は無いのだと思う。見えないのは、私の気のせいか確認不足に過ぎないのだろう。
次にサイト(照準具)も無い。ラファエルでは精密照準を考慮していないのだろう。照準は銃口の指向で感覚的に行うのみになるが、実用的に大きな問題は無い。短機関銃は中距離以下での対人制圧火器で、ばら撒き連射が主体となるからだ。
銃口の形状からフロントサプレッサー(消炎器)も無さそうなので、照準具による照準が連射中は阻害される。何故かというと、銃口からの発射炎はサプレッサー等が無ければ思いの外大きい。銃軸上にある照準具の視界は炎と煙で覆われ、目標を狙う所では無くなるからだ。

ガブリエルだとこんな感じ。これだけ発射炎が出ていれば、フロント・リアサイトを覗いても「目の前で炎が踊ってる」状態だ。
初弾発射以降は照準具はほぼ意味を失うという点においても、無くても実用的に問題は無い、と考える。
【独自機構ツインマガジン】
ラファエルの特筆すべき最大の点としては、マガジンが銃の左右に挿入出来る事だろう。
通常の銃はマガジン挿入口は1つ。祖型と考えているMP18もボルト(遊底)前部の左側にのみ挿入口がある(改良型では下部挿入型もある)。
「2つ挿せるなら弾数増えるしな!」と単純なことには普通ならない。
銃の構造的に左右のマガジンから弾薬を同時(交互)供給するには、複雑な機構と相応のスペースが必要になるはずだ。複雑化すれば給弾の速度・安定性も低下して弾詰まりが多発するかもしれない。整備性も良くなさそうだ。常時連射する機関銃にはかなり不向きな機構に思える。
正直なところ、単純にマガジンそのものの容量を大きくする方が簡単確実だ。実際のところ、マガジンは容量拡張で装弾数を増やしている。画像のザクのようにモビルスーツでもそうしている。

ザクⅡの射撃武器"M-120A1"120mmマシンガン。銃上面の円盤状の物はドラムマガジン。より多くの弾を装填するためのマガジン拡張方式の1つ。
イメージしやすい(?)と思いザクのマシンガンを引き合いに出したが、この120mmマシンガンの破壊力は恐るべきもの。マシンガン故に銃身にライフリングが刻まれるライフル(旋条砲)だと思うが、120mmとなると現代の最新鋭戦車の主砲と同クラスの口径だ。
戦車砲はライフリングの無いスムーズボア(滑腔砲)なので特性の違いはあるが、ザクの120mmマシンガンの1発1発が戦車の主砲並の威力。こんなのばら撒き連射とか怖すぎる。街中で連射されたら想像を絶する破壊の嵐が巻き起こるだろう。
まだ物足りないが、ラファエルから脱線し続けるのも不本意なので話を戻そう。
さて、エリカは何故マガジンを左右挿入出来る仕様に拘ったのか?(エリカが拘ったのかは不明だが)
リロードまでの持続時間を少しでも高めたい発想が、独自の着眼で実現させたのか?
とか真剣に考えていたが、そうじゃないな。多分答えはもっと単純だ。
ラファエルにしろガブリエルにしろ、マガジンを左右付けた状態で上から見たら「十字架」の形じゃないか。OPでもそんな演出があった。
機能性とか以前に何故そこに頭が回らなかったのか。反省するべし(私)。
「上から見れば十字架ですからね!」そういう理由だろう、みんな気づいてたはず。私も気づいてたのを忘れてた。それにしても光武Fでも左右マガジンとは拘りまくってる。

「上から見れば十字架ですからね!」そういう理由だろう、みんな気づいてたはず。私も気づいてたのを忘れてた。それにしても光武Fでも左右マガジンとは拘りまくってる。
「十字架の形にしたい」、「そして天使様の名前をつけたい」
そんなエリカの清らかな想いがラファエルとガブリエルには込められてるのかもしれない。
そのために規格外の短機関銃2丁を考案し開発したのなら、エリカの熱意とその意を汲んだ開発者の努力に敬意を表しなければならない。想像力と創造力が融合した時、新たな物が生み出される。
事実がそうであろうとなかろうと、そこは大した問題でも無い。エリカのことだ、この銃をきっと大切に使っていることだろう。愛着を持って取り扱う物には魂が宿るとも言う。
エリカの清らかな想いが込められたこの短機関銃が、悪を退け人々を守ることに繋がることを願う。
無関係の人や物に危害や被害を与えないことも願ってやまない。
ガブリエルに話題を移す前に締めたような感が出ていますが、次回でガブリエルについても引き続き妄想。のんびり妄想ゆえに日記更新はスローペースですが、宜しければまたお付き合い願います。
gooブログよりアップの度に毎回見に来てくれてる方々、何かの縁でこの妄想日記に目を通してくれた皆様ありがとうございます。
Twitterから見に来てくれてる皆様。この日記はもとより、日々の妄想ツイートも暖かく見守ってくれてることに深く感謝。
さて、次回のガブリエル上げる頃には、カンナの誕生日来ちゃうなどうしよう・・・・・・( 'ω' )