心の恩返し

心は自分で思うより

ずっと傷つきやすくて

してあげたことはいつまでも覚えていて

してもらったことは

忘れてしまったりするものなのではないかと

思うのです

恩は時に重荷になるので

私たちはそれを忘れようとしてしまうのかもしれません・・

鶴の恩返しでは

本当は主人公はもっと良い形で

恩返しを受け取ることができたのではないかと

思うのです

相手が望む形で

そして自分自身も嬉しい形で

受け取れると

相手に親切にして良かったな

と思えますし

相手もまた

恩義を返せたことで

心が軽くなり

お互いに良い形で完結できるのではないかと

思うのです

甘えたり

甘えられたり

助けたり

助けられたり

そんなやりとりを自然にできたなら

素敵なことだなと

思うのでした