私的な、両ウドンの底釣り

関西風、一番シンプルなヘラブナ釣り。
アタリを出すために試行錯誤しています。


 

竿を修理に出すとき。

2007年06月20日 | 両うどんの底釣り

修理に出す必要が、あるかないか?

<仕立てあがって間のない竿は、動きやすい>

  • 込み調整:口が締まりやすいく、必要な深さまで入ってくれないことがよくあります。即込み調整に出します。
  • 竿の曲がりが直らない:即火入れへ出します。<参考>この方法は、釣り雑誌の記事(山田鮒友さんが、解説)です。実行したところ非常に効果がありました。 曲がりが出た場合、私は、下記のことを試します。魚を取り込む時、差し出したタモに魚が入り、竿が立ち竿先もしなり、糸も張った状態で、その竿を時計回り(右利きの場合)半回転しながら、竿にかかったテンションを抜いていきます。そのまま竿掛けへ、竿を置き、タモを手元へ寄せてハリをはずします。そこで、竿の曲がりが回復しているか確認します。たいていこれで竿の曲がりは直ります。これ直らない場合、帰宅後竿を2~3日陰干しします。それでも回復しない時、火入れをお願いします。(テンションを抜く=立っている竿を徐々に倒し、竿先にかかっている負荷をなくしていきます。)
  • 餌打ちから取り込むまで使い心地が悪い場合:普通に使っていて問題がある場合、釣具店に相談をする。釣具店が確認してくれます。

<使っていくうち起きる問題>

  • 込み調整:長らく使っていないと、込みの入れが浅くなることがあります。
  • 口割れ:即修理
  • 胴漆:水滴が竿についた時、その部分に水が染みる場合、胴漆をお願いします。<参考>ウドン釣りでは、ドロ(砥石の粉)を使うので、ドロがついたタオルなどで竿を拭くと、漆が落ちるので気をつけています。
  • 穂先を抜かれた場合:取り戻せなければ、新たに作ってもらうしかありません。<参考>以前の感触で、気に入っていたこと、気になったことを竿師さんへ伝えると、考慮して作っていただけると思います。
  • 微調整:長らく使っていくと、気づく事があります。<参考1>ヘラを掛け、竿の曲がりを見ると、 穂持ちから穂先辺りの曲がりが少なく、手に感じる感触が硬く感じました、そのことを竿師さんに伝えると見事に調整していただけました。(内容は、穂先の削りなおしだと思います。)

<修理から戻ってきた竿>

  • 竿おろしの時と同じように扱います。(つる枚数は10枚程度、大型を掛けた場合は、もっと少なくする。)2~3回このような使い方をする。
  • 修理から戻った竹竿の握りに竿師の朱印が押された和紙が付けられている事があります。又手紙が付いていることもあります。「確かに直しましたよ!」と言っているようで、そのような竿師さんには、好意がもてます。

余談:竹竿について

<竿は、手に入れた時が、ベストの状態ではないと思っています。>
調整しながら使っていくことで、私にとって手放せない竿へ、育っていくと思っています。
 竿を育てる上で、竿おろしは結構重要だと思っています。

<竹竿は、ヘラブナ釣りを楽しむ道具です。>
仕上げが美しい竿を多く見かけますが、私は、あまりこだわりません。使って心地良い竿がベストです。竿の握りは、綿糸まきがいちばん使い勝手がいいと思っています。

<こだわっていない例外:特上竿>
竿師さんが、特に優れた竹だけで木地組をし、持っている技を注ぎ込み仕立て上げられた竿は、非常に魅力的で美しい竿です。このような竿は、特上竿に似合う竹が手に入り始めて作れる竿なので、いつでも注文を受けていただけるとは限りません。

 <竹竿の世界へ入りにくい原因>
 竿には、どのような釣り場・釣り方で使えばいいか何処にも書いていません。参考になるのは脇銘です、脇銘は、調子とグレード両方の意味が含まれています。竿師さんがそれぞれ作られるので統一性がなく、詳しくない竿師さんの脇銘は意味するものが分りません。一部竿師さんの調子は、雑誌などで紹介されていますが、多くの竿師さんの脇銘の意味するものは不明です。
 竹竿に詳しい方か、釣具店で相談するしかありません。竹竿を使ってみたいと思っている方が、竿の購入をためらう原因だと思っています。
 

 

 


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