これまで私は
きっと1割も口には出してこなかったでしょう。
我慢せずにその都度言ったらいい、
とアドバイスくださる方もいらっしゃいますが
言えるなら言ってる、
そう思ってきました。
ただ
近年私もだいぶ丸くなりまして
「言えない」のではなく
「言わないでおく」という選択がほとんどになりました。
そして極たまにですが、“遊び心”で
どうでもいい程度のことであれば
「あえて突っ込んでみる」も試しています。
今日のお昼はラーメン、
そう家主が言いましたので
お付き合いで食べに行きました。
車で15分程のところにある中華そばのお店へ。
運転手は家主です。
その帰り道、
2台前に路線バス、
その後ろがトラック、
バスが停留所に停車したのが見えると
「行けよ!行けっ!」と家主の声。
バスの後ろにいるトラックが、バスを追い抜かないのが不満だったようです。
すぐに対向車が向かってくるのが見えて
「あー、ダメだ、もう行けねぇじゃん、なんだよー行けよぉ」
それを隣で聞いていた私。
これまでは
『いちいちうるさい』と思いながらも
言わせておいたところですが
今日は“遊び心”で
「そもそも、なんだけどね」と口を出しました。
「ここは片側一車線、真ん中には黄色い線、
反対車線に大きくはみ出してまでバスを抜こうと思うのが間違ってるんじゃない?」
私のひと言に、家主はカチンときたようで
「なんだよ、黄色い線だってバスを追い抜くんだったら越えていいんだよ」
私の“遊び心”はまだ続いていて
「いや、だからね。バスはお客さんの乗り降りの時間だけ停まってる程度だから。せいぜい5分くらいのものでしょ。バスの出発を待ったらいいじゃないの」
すると家主は
「いや、当然追い抜くだろう」
「じゃあ、後ろがパトカーだったら?それでも前の停車中のバスを追い抜く?」
「追い抜くよ。待ってる必要ねぇだろ」
「運転手が乗ってない駐停車じゃないのよ、すぐに発車することがわかってるバスじゃないの。交通ルール上は、待ちましょうってことじゃない?」
それから程なくして駐車場に到着。
エンジンを切る直前に
「いちいちうるさくて運転すんのもヤんなっちゃったよ」
ですって。
私はいつも
家主の「いちいちうるさい」を黙認しています。
でも
普段は言わない私の「いちいちうるさい」には
こんな瞬時に、もう腹を立てている家主。
自分がいつもどれだけ
言いたいことを自由に言えているか、
家主にはそれに気づいてもらいたいものです。
わざわざ大げさにするほどの事ではないからこそ、“遊び心”でちょっと反撃してみた程度だったのに、
すっかりへそを曲げてしまった家主は
それ以降、口を聞きません。
…静かでいいけど ( *¯ ³¯*) 笑