「コピーを考えるのは初めて」「どのように考えるのか知りたいという方に、【宣伝会議賞・コピーの考え方(私の場合)」をご紹介します。コピーを考えるには、いろいろな方法があるので、ひとつの方法として見ていただけるとうれしいです。
【例えば、三菱一号館美術館のコピーを考える場合】
◆経験を振り返る
三菱一号館美術館は、まだ訪れたことがないので、一般的な「美術館」に対して感じていることや美術館の想い出など、自分自身の体験をノートに書き出します。パソコンやスマホではなく、手書きをおすすめします。
◆連想する
次に「美術館」から連想する言葉(名詞、形容詞、動詞、オノマトペなど)を思いつくままに、書き出していきます。
◆深掘りする
・どんなシチュエーションで訪れるか。
・どんなとき、美術館に行きたくなるか。
・美術館に行くと、どんな気持ちになるか。
・どのような気分のときに行くと、元気になれるか。
・どんな方に訪れてほしいか。
・美術館を訪れたとき、どのような発見があったか。
・海外の美術館では、周囲の人はどのように過ごしていたか。
◆検索する
ここまで来て、ようやく「三菱一号館美術館」の公式サイトを見に行き、気づいたことを書きます。
★東京駅から徒歩5分は近い。
★どんな人が訪れているのかな。
★赤レンガって、オシャレ。
★私が連れて行ってあげたい人は、誰かな。
★連れて行ってあげると、どんな感想を聞かせてくれるかな。
★驚くような絵がある。
★展覧会の企画が斬新。
★あの女優さん、あのお笑い芸人、あのアスリートが見ると、何て言うのかな。
★幼稚園に通ういとこを連れて行くと、どんな言葉が飛び出すかな。
★宇宙人が来たら、どんな感想を持つかな。
★あの映画の主人公にも、あの引退したアーティストにも来てほしい。
★みんな、どんなことをつぶやいているかな。
★どの場所が、フォトジェニックかな。
★カフェのメニューも美味しそうだな。
★訪れると、どのような変化があるかな。
★どんなことが想い出になるのかな。
など、ギュウ〜ッと考えて、パッと忘れる。
そうすると、ひらめいた!となる場合がありますよ。