以前から名前に魅かれていた早稲田のコーヒー店、
南方郵便機にやって来た。
ウチより狭いような気がするが、席数は9席。
店主が一人でやっているようだ。
入り口に焙煎機、ちょっと雑多な印象だが
豆たちが並ぶ感じは焙煎屋らしい。
今日のコーヒーを尋ね、
そのパプアニューギニア・フレンチロースト、¥270を淹れてもらう。
早稲田大学近くだからか東京としてはかなり安い。
他メニューも400円くらいだ。
席に着く前にお代を払う。
席でコートを脱いでいるうちにコーヒーがやってきた。
予告通り、酸味のないさっぱりしたコーヒーだ。
地元の常連さんが主なお客のようだ。
本を読んで小一時間を過ごすにはいい空間だ。
本を読まない私はぼんやり過ごす。
常連さんの話を盗み聞いたりしてみる。
店に入ってすぐにあるテーブル席で
おばあさんが一人、タバコを吸いながら新聞を読んでいた。
きっと若い頃からそうしてひとときを過ごすのが常なのだろう
そんな風情だ。
よくみると店内にまがった梁が入っているのに気がつく。
この細長い店も古い物件のリノベーションということか?
まあ、早稲田というお土地柄、
けっこうそんな物件だらけではある。
ぼんやり1時間弱をすごし店をでた。
近くの路地で猫に遭遇。夕餉を待つ時間か。
本店は府中にあるそうだ。(HP参照)
やはり身近にあれば通うかも
と思わせるこじんまりした店だった。
こういう店をいくつか知っておくと便利だな、
と思っているのでアンテナに引っかかる店には
足を運んでおこうと思います。