内容は、題名のごとくドラスティックな現状分析と、来年の経済の推論が展開されている。
著者は、経済アナリストの朝倉 慶氏、本年7月、幻冬舎刊 1,500円。
書いてあることは、アメリカ、欧州、中国などの経済動向をふまえ、資源、エネルギーの需給が逼迫する。インフレが世界を席巻する。
日本を含め、各勢力の財政危機が同時進行する。
そして国債の信用力低下から金利が世界的に高騰する。
特に、日本の国債は、問題なく優位だったのだが、来年は急速に信用を失う。
(日本国債の買い手は国内が95%。銀行、生損保、年金、郵貯が沢山買い、沢山持っているが、もう購入余力はなくなって、国債を消化できなくなる。そして価格が暴落に向かう。)
その結果、日本を財政破綻の波が襲うというものである。
中味は読みやすい。
理屈が良く飲み込める。
でも、私が内容をここで説明すると、正確を欠くかもしれない。また、自分なりの早飲み込みを押し付けることになるかもしれない。
なので、詳しいことは、関心のある人は、この本を読んでほしいのである。
とにかく、来年は、大きな世界経済の流れのおおきなターニングポイントだということが書いてあるのです。
是非、必見に値する本なのです。
読んだら、はじめて大変だということを感じられると思うのです。
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