それまで残暑が続いていたのだが、この日はうす曇り、微風がやさしい凌ぎやすい一日だった。
運動会は、園の隣の小学校校庭。
私らは、孫の関係なら楽しみなので、万障繰り合わせ、但し少し遅れて小学校へ行ったのでした。
着いたらすぐ、K君が出る年長組のリレーがあり、K君はトップを走っていたのでした。
おや、早い早いと思っていると、最後のほうでまたもやK君走っているではありませんか。
なぜかとママに聞くと、あとの走りは人数が半端なので駆り出されたらしい。
そうするうち、姉のAちゃんは卒園児競争に参加して、これまたトップ。
参加賞に、赤青の色鉛筆をもらって帰ってきた。
孫バカじじい、これには大いに満足させてもらったのでした。
この地は、地元の方と新住宅街の住民と半々融和しているみたいだが、幼稚園の顔ぶれをみても子女の育成にはとても熱心らしい。
うちも同じなのだが、一人の園児に父兄や関係者が数人くっついてくる。ビニール敷いて、水筒持って、カメラ持って、椅子さげて。
園の担当の先生がたも、一生懸命子供らの面倒を見てくださっているようだ。
校庭の隅に園児用トイレがあり、若い女の先生が園児をトイレまで送り迎えしていた。
7~8名引率してトイレへゆくその道中が大変。
みんな思い思いにばらけるので、散らばらないように、牧羊犬みたいに両手をひろげ、トイレまで追い込んでいらした。
ちゃんとトイレについても、皆、失敗なしに用をすませるとは限らないと思うと、先生ご苦労さんとねぎらってあげたいのでした。
ちなみに、先生も、本当の先生以外にインターン生みたいな、サポーターみたいな方も居るのでした。
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じじいの望遠レンズでこっちを見るAちゃん。
昼過ぎに運動会は終り、我々の一行はK君の要望で例の回転寿司に繰り込んだのでした。