あの犬吠埼京成ホテルが身売り

先月、私は知人と犬吠埼京成ホテルに泊まったのだが、なんとこれが千葉県の三セク企業に譲渡されることになった。

犬吠埼京成は、昭和３９年からこの地の有力ホテルとして続いてきたのだが、東北大震災の影響により、業績が悪化して、京成グループも手放したらしい。
事業を継承するのは「千葉県レクリエーション都市開発」　で、三武市、千葉県などが出資する三セク。
来年４月から従業員居ぬきで営業譲渡になる。

先月、私らが銚子を訪れた時、ウオッセ（お魚市場）も随分寂れていた。また、犬吠埼付近の物産店や土産物店もクローズしているところ、廃業しているところが数多く見られたのだが、銚子の観光業も随分打撃を蒙ったらしい。
すぐ隣の飯岡漁港付近など、津波で集落が流失、死者も多数でたので、このあたりも、広く言えば被災地だったのだ。

私らが泊まった時、平日だったが宿泊客はそこそこいて、従業員たちとも談笑したりしていたのだが、震災後９ヶ月にして京成は手を引くことになった。

ここは、犬吠埼でも最もロケーションは良く、温泉もいいので、今後も機会あれば訪れたいホテルなのだ。