東京オリンピック開催は困難

世界の人類は、新型コロナウイルス感染症の脅威にさらされている。
オリンピック開催国日本は、IOCの決定を受けて、2020年夏の開催を、1年繰り下げて実施する予定にしている。

ところが、わが国において、新型コロナは一層猖獗が高まり、１１都府県で緊急事態宣言を発し、なお、その他の県でも緊急事態の警戒に入っている。
オリンピックは、本年7~8月に延期して実施という予定になってはいるのだが、現実問題として開催は無理だと思う。

海外渡航の制限とか、渡航したら14日程は経過観察で移動が制限されるとか、こういう事例は夏になっても継続されるのではなかろうか。

本来、スポーツとは、健康な身体を養成するという基盤に成り立つべきものであります。
旅行、移動によってコロナ罹患に心配がある。
人一倍活発な運動によって、また、団体競技、個人競技であっても、コロナ感染の危険は大きい。
観客の応援、観覧などもコロナ感染の温床になる。
無観客試合などというのであれば、これはオリンピックの精神を体現するようなイベントとはいえない。
海外諸国から、選手、関係者、観客がやってくるのだが、それぞれの国元の感染状況によっては、オリンピック参加など不可能なところも出てくる。

今、人類は、新型コロナウイルス感染症という新しい流行性の疾患の攻撃を受けている。
まだ、これから先、どのような展開になるのか、分からない。
コロナ感染症は、罹患し、その後回復しても、脱力感などの後遺症が出てくるという。
世界は、オリンピックではなく、コロナの疾患を回避することに全力を傾けるべきだと思う。

東京オリンピックは、開催を中止すべきである。