1 常願寺川
常願寺川は、高峰立山に発し、富山湾に注ぐ急流の川。源流から河口まで3千㍍の標高差があるのに川の長さは56キロと短く、河川改修のオランダ人技師がこれは川ではない。滝だ。と感嘆したという。
立山のケーブルカーの起点駅付近で常願寺川は支流の称名川を合流させている。称名川は称名滝の流れを集めて、常願寺川になって富山湾に注ぐ。
2 黒部川
黒部川は厳しい黒部の峡谷を背後の高山の水を集めて富山湾に注いでいる。この秘境みたいな谷にはいくつものダムがつくられ、水力発電所も動いている。
富山県の資料をみると、県内には7つの河川があって、いずれも立山その他後背地の水を富山湾に注いでいるという。私らは立山ルートのバスで室堂に至り、雪の大谷では5月連休のときでも13㍍もの積雪が残っているさまを目にしてきた。この地域冬は豪雪地帯であるが、そういう雪解け水は7つの河川で海に流しているのである。
この図の輪郭は富山県。富山湾に7つの河川が流入しているのである。
1 小矢部川 2 庄川 3 神通川 4 常願寺川 5 早月川 6 片貝川 7 黒部川
こういう川の流れる形は、恐らく全国でも稀有の地形に違いない。
かくて、富山では、川は北へ向いて流れているのである。
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