パスタとかピザの類、ことにひところ、ピザというと宅配と思っていたのだが、窯を備えたレストランが安直な食べ放題みたいな営業をしていて、ファミリイ客に受けている。
似たもの同士というか、イタリア系ならばピザ、そして関西系ならレトロな風格をもつお好み焼きが私の郷愁をさそうのだ。
ピザの味覚を主張するものは、チーズ、トマト味、そしてパブリカ&タバスコ。
お好み焼きの持つ体臭というと、おかか、青海苔、そしてオタフクソースの焼ける匂い。
ことに私は、どちらかというとやっぱりお好み焼き人種なのを告白しておこう。
じつは、雨模様の昨日の昼食、家で家内がお好み焼きを焼いて外出できない無聊を紛らわせてくれたのでした。
しかもドリンク、デザート付きで。
昔のお好み焼き屋のことを思い出します。
昔も昔の大昔、高校時代、学校近くの三八通りの横手にあったお好み焼き屋。
6~7人のがきどもで、楽しくお好み焼きに行くのです。
高校生で小遣いが乏しくて、イカも肉も抜きのお好み焼きを注文したりするのです。
乏しいどころか、ないときさえあったね。お好み焼きはおかかと青海苔、ソースは乗せ放題、塗り放題なのです。
ふところの暖かい奴はイカとか肉とか注文するので、そいつのが焼けてくると適当にテコ(というかヘラというか)を伸ばして食ったりするのです。
わいわい下らんこと言って楽しかったのです。そのころは、店にテレビなぞなかったね。
なかに、酷い奴がいて、お店にある福助の瀬戸物の置物の顔にソースを塗ったりするのでした。
店のおばちゃんが怒って、出入り禁止を宣告しましたが、真犯人は出ずじまい。
こんなふうなことを思い出したりするので、私は、ピザとお好み焼きのどちらに軍配を上げるのか、決断することはできぬのです。
ただ、時に応じ、あれもこれもたべられ、健康でいられることに感謝せんといかんな、と思っているのでした。
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