サンズ・トーク

ニッポン ちゃちゃちゃ

Wカップでニッポン ちゃちゃちゃがフィーバーしている。浮かれていて、いいのかニッポン。

宮崎の口蹄疫が、今度は都城市に飛び火して、鹿児島県境を脅かしている。対象区域内の牛、豚を何万頭も殺さねばならぬ。穴を掘って埋めねばならぬ。消毒をせねばならぬ。拡大収束のめどは全く立たず、お先真っ暗。
菅総理が宮崎入りして、畜産農家への支援を申し出た。
それなのに、ニッポン ちゃちゃちゃ。

口蹄疫というの、伝染経路の解明が難しいようだ。そこで、家畜の移動ばかりか、物流、人の移動、観光旅行さえも防疫対策など警戒を厳しくせねばならぬ。それでも7月には参院選挙をせねばならない。地元では、選挙になっても投票所へ行くどころではない悲惨な状況にある。
それなのに、ニッポン ちゃちゃちゃ。

普天間基地の問題。菅総理が沖縄入りして、新内閣として日米合意の内容を進めるので、沖縄県民に理解してくれと求めた。県知事は、政権交代で、さんざん嬉しがらせて、ひっくり返したので、地元合意は非常に困難という。アメリカは合意しても、沖縄の民意は蹂躙されたままなのだ。
民主党は、菅内閣発足で支持率急上昇。でも、沖縄県では、7月の参院選、候補者を立てても民主党では当選できないから出馬しないらしい。
それなのに、ニッポン ちゃちゃちゃ。

相撲協会の問題。大関が、野球賭博を否定していたが、協会の調査で賭博をしていた相撲取りが65名いたとして、文部科学大臣のところへご報告。その翌日、大関が、野球賭博を白状したといって、協会の元お相撲さんが文科省に日参している。
怖い親分が本場所の土俵下で顔をだしているし、野球賭博はまぎれもなく暴力団が胴元だというし、国技館は真っ暗闇。
それなのに、ニッポン ちゃちゃちゃ。

小惑星イトカワを探査する衛星のはやぶさ。2003年の打ち上げ、2007年の帰還予定が数々のトラブルがあったり、連絡がとれなくなったりして、漸く3年遅れでオーストラリアにカプセルが帰ってきた。燃料漏れ、エンジンのストップ、姿勢制御の不能などを懸命にリカバリーして、とにかく帰ってきたことが凄い。この7年の間、長野県佐久市の研究所では、虚空を睨み、懸命の対策を講じつづけてきた。偉い。
それでも、政府の事業仕分けの結果、これ以後の実験ミッションの予算が削減されてしまった。
それなのに、ニッポン ちゃちゃちゃ。

こう見てゆくと、本当にニッポン ばらけているよね。

だけど、すくなくとも、最後の「探査衛星はやぶさ」の60億キロにも及ぶドラマチックな宇宙への大旅行。世界に卓越した日本の先端科学技術が我々を力づけてくれる。帰ってきたカプセルは、零細町工場で、5人の高齢技術者が製作したとのことである。
ものづくりニッポン 頑張れちゃちゃちゃ。

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コメント一覧

Margarida Y.F
ちゃちゃちゃといえば
♪童謡「おもちゃのチャチャチャ」がレコード大賞童謡賞受賞で作詞が野坂昭如だったというのを思い出したよ!
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