下志津にある大雄山報恩寺で、新しい観音さまを拝観しました。
聖観世音菩薩とあり、最近の建立のようである。
現代的なかんばせ、ごくありのまま、無理のない素直なお立ち姿で、愚昧な庶衆の願い事に応えてくださる観音さま。
集落内の檀家から寄進されたお像のようで、周辺には、農家とはいえど、傲然たる屋敷が並んでいる、地方豪族がいならぶ如き裕福な集落なのでした。
下総のこの地、古来から平将門とか千葉氏、源頼朝、北条氏、豊臣勢など、たびたび兵火が通りすぎた土地ではあるが、寺院、あるいは神社を尊崇してまとまり、外敵の手出しをためらわせ、損耗を避けてきた土地の智恵を忍ばせる集落なのでした。
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