サンズ・トーク

清津峡という峡谷

清津峡というのが日本三大峡谷の一つだといわれているらしい。
越後湯沢の西奥に位置するのだが、道路はかなりの回り道を余儀なくされる。

この日は、奥只見から下ってきて、紅葉を見てみようというドライブの続きなのだった。
三大峡谷とは、ここ以外は黒部峡谷、そして大杉谷(紀伊半島の秘境かな?)だというのだ。

清津川が深い峡谷を割って流れ下る。両岸は5万年前の火山噴火のマグマが冷え固まった柱状節理の岸壁なのだ。



3時すぎたのか、渓谷の日差しは暮れやすく、もはや夕方みたいな気がするのだ。
この渓谷は、岸壁をトンネルでくぐったその先が見どころなのだという。
入場料がいるのだから、行こうか止めようか、夕方が近いから止めとこうということになった。
実は今回。トンネルづいている。昨日、長い関越トンネルで国境を越えてきた。
そしてさっき、奥只見シルバーラインの18キロの旧式トンネルを行って、そして帰ってきた。
なので、皆、もうトンネルは結構だという気持ちだったのだ。



峡谷観光有料トンネル。入り口に料金所があって、徒歩で入ってゆく。

入り口手前には、清津の温泉街があって、菊が咲き、こしひかりの新米の宣伝昇り旗がひらめいていた。
ここら全部、豪雪地帯。なので、つい最近まではここは秘湯だったようだ。
でも、今は、道路事情も良くなって、四季、客を呼べるようになったのだ。



そして、ここから程遠からぬところに津南町がある。
3月、東日本大震災があった翌日、ここらを震度6だかの大地震が襲った。震源は隣の栄村。
25才の東大大学院生(女子)が震災の被害に触発されて、津南の町会議員選挙に立候補した。
見事にトップ当選された。
郷里の身内が、田中角栄の信奉者だったらしいが、平成の今、若者が地方自治に参画するのはすこぶる意味がある。
地方でも、若い力とセンスを町づくりにいかすのは、夢がある。
大いに賞賛しよう。
私は千葉にいて遠いから応援は出来ない。けれど、どうか頑張って欲しい。と、帰りの車中で思ったのでした。

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