身延山久遠寺のしだれ桜が素晴らしいのだという。
甲府盆地で笛吹川と釜無川が合流して富士川となり、駿河湾に注いでいる。
身延町というのは、その富士川の流れ下る谷の中ほどにあって、ひなびた山里。私は、富士川流域に立ち入るのはこれが始めてなのでした。
久遠寺へ行くには、富士川沿いにある身延町文化会館広場に車を停めて、シャトルバスで山懐を分け入るのです。
日曜日、そして桜満開というので、バスに乗る列が長くて一苦労。
ようやく正面山門についたら今度は287段の急峻な石段を登るのです。
私は、修行が足りないせいか、石段の始めのほうをすこし登って、もうそれ以上の苦行は断念。
とにかく上から見ると、下が見えないほど、石段を直登するのです。
次男と次男の嫁さん、Kさんは、元気にてっぺんまで登攀し、本堂に参拝し、樹齢400年のしだれ桜を見てきました。
久遠寺本堂。
久遠寺五重塔。後光がさしている。
久遠寺のしだれ桜
以上の写真は、4枚とも健脚のKさんが上まで登って撮ってくれたものです。
私と家内は、石段のすそで孫のMちゃんのお守りをしていたのです。
私が撮ったのは、山門の手前の門前町の饅頭屋など商店街風景。
それと、シャトルバスが発着する公園の桜風景。
私は千葉にいるが、日蓮聖人は千葉の鴨川の出身。今では誕生寺というのがあって、行ったことがあります。
今から700年前、執権北条氏の室町時代に日蓮宗を創始された傑僧。
北条氏に立正安国論を説き、そのころ、蒙古が襲来した文永の役、弘安の役の折にも法華の教えを説き続けたのでした。
その日蓮さんが、千葉から出て、諸国を巡り、そして京の都から遠い、鎌倉幕府からも遠いこの山深い困難の地に日蓮宗のよりどころを造ったというのは、常識を超絶した天才だったのかなと思うのでした。
なお、次男とKさんが登ったさらに奥には奥の院や僧坊があり、そこから上はロープウエイがあって、身延山の頂上になるというのだから凄い山なのでした。
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