この公園には、童話館があって、アンデルセンの童話を楽しんでもらうギャラリーやシアター、図書館などがあります。
童話館の周辺は、1800年ごろのデンマークの田園風景が再現されていて、花いっぱいの風車公園があります。
ハンス・クリスチャン・アンデルセンの像
童話館入口のドームには、デンマーク画家による壁画があって、日本では珍しい色使いや筆致の絵画が目を惹きます。
ぬりえ教室があって、Mちゃんは色鉛筆でぬりえができます。折り紙を折って、ぬりえにセロテープで貼り付けるのです。
隣りでは、童話の読み聞かせ教室があって、童話の読み聞かせを大勢の子どもが聞いています。
その隣にはシアターがあって、丁度、マッチ売りの少女の物語が進んでいます。
雪の降るクリスマスの夜、貧しいマッチ売りの少女が街角でマッチを売っています。
誰も買ってくれないので、マッチは一つも売れません。
寒くて凍えた少女は、マッチの1本を擦りました。明るい炎が点り、少し暖かく感じました。
マッチはすぐに消え、少女は2本目を擦りました。目の前に暖かい風景が見えたように思いました。
寒い中、1本、もう1本とマッチを擦り、そのうちに少女は寒さを感じなくなりました。
翌朝、街角の雪の中に、少女は倒れて死んでいました。その顔は、微かに微笑んでいるようでした。
Mちゃんは、ママと一緒にこのドラマを見ていたのです。
この子、マッチというの分かっただろうか、パパはタバコを吸わないから、マッチもライターも見たことないんじゃないだろうか。
雪の降る夜、街角でマッチを売るというシチュエーションって、分かるだろうか。爺さんはそんなことを思ったりしました。
でも、こういうことに触れて、子はだんだんと自分の今の暮らし、生活というのが理解できてくるのだろうなあ。
私は、デンマークはおろか、北欧にも行ったことはない。
それでも、この公園が姉妹都市のご縁でデンマークの風物を大勢の入場者に伝えており、文化的な意義は高いと感じました。
それにつけても、今の政治家、カジノリゾートを日本で解禁しようとしているが、それは貧しい拝金主義じゃないのか。
つくづくそんな思いがするアンデルセン公園なのでした。
ここは、船橋市の公益財団法人が運営している公園なのです。
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