サンズ・トーク

大相撲九州場所が寂しい

大相撲九州場所が始まって3日目、土俵上の熱戦をよそに、お客さんの入りが寂しい。

今場所は、日馬富士が白鵬と並んで二人横綱となったし、隠岐の海、松鳳山など若手日本人力士が力をつけてきて、力戦している。
モンゴル勢以外にも、多彩な外人力士も大勢頑張っていて、魅力的なスポーツじゃないか。

なのに、客席は上のほうがガラーン。初日はまあまあだったが、二日目、三日目は気の毒なほど客の入りが悪い。
満員のお客が熱戦にどよめき、興奮する雰囲気でなくては、盛り上がらない。

思うに、お相撲さんや親方やお茶屋さんやOBたちが仕切っていて、エンターテイメントやマーケティングに外部の人が参加しにくい閉鎖的な体質が災いしているんではなかろうか。

相撲は日本の国技。その本場所は、観客満員で大いに賑わってほしいものである。
いろんな外部の人達にも、大相撲ビジネスに参加してもらえるよう考えてはどうか。
ハトバスみたいなものに、九州場所観戦&中洲宴会ツアーを組んでもらってはどうか。
AKBじゃないが、有名力士の握手、サイン会などで盛り上げてはどうか。
小学校、中学校などの団体観戦を積極的にPRするとか。
優勝力士記念会、三賞力士記念会などをデパートやショッピングセンターでやるとか。
敬老会に呼びかけるとか。

相撲協会は、外部の人にも門戸を開いて、集客セールスに努めるべきである。
客の入りが多くなり、場所開催の経済効果が上がれば、それだけ大相撲の値打ちもあがってゆくだろう。

わが国のGDPがマイナス3.5%だとか、不景気風が吹き始めているが、大相撲が熱気むんむんになれば、少しは明るくなるのではないか。
今のままの相撲人気では、本当に勿体無いと思うのであります。

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