まだ日の高い、暑熱の4時ごろ、Mちゃんはピンクの浴衣姿で叫びます。
「早く行かないと祭りが終わっちゃうよ。」
会場・南公園はカンカン照りで、いろんな屋台もようやく始まったころでした。
やぐらの上では、佐倉太鼓がガンガン暑さを掻き立てます。
Mちゃんは、暑いの関係ないみたいに、屋台のかき氷とか、水ふうせん、輪投げなど活躍するので、大人もあっちこっちとうろうろするばかりです。
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祭りの花火は暗くならなくちゃやらないよ。
ということで、おばあちゃんが見つけておいた南ユーカリの中華の店へいって、夕食を取りました。
適当に一品を注文しますが、大人たちはメニュー見て、写真見てウームと考えます。
Mちゃんは、焼きそば、チャーハンとか、餃子々々、そしてドリンクなどと即決で決まるのでした。
次男とじじいは、ビールで一息つき、あと日本酒。
一品づつ、ぼちぼち、箸を伸ばしながら雑談します。
屋敷のおじいちゃんのところで、親戚のひとが、Mちゃんを評して「パパとママのいいとこ取りだねえ。」と言ってくれたそうです。これはうまいフレーズだねえ。
親から子へと、血のつながりの中で、美質が受け継がれてゆく。言われたほうも嬉しく思える。
親と子の話が出て、それ式の話題になりました。
するとMちゃん。だけどパパとおじいちゃん。あまり似ていないよ。みたいに言います。
何でだ。
Mちゃん。だっておじいちゃん、おでこのところずっと毛がないよ。だと。
Mちゃんは、彼女なりに話題の中身について自分の感じを述べようとしているのでした。
Mちゃん、まだ幼稚園なのに、自分の感じたことを一生懸命表現しようとします。
それなりに、言い方を工夫しているみたいです。
これは、ひょっとすると、俳優とか脚本家の素質あるかも。
おじいちゃんになると、もう先は知れていますが、Mちゃんなんか、将来どんなになってゆくか、楽しみなのでした。
かくて、夕食はお開きになり、祭りの花火も見ておきました。
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