さんあいの隣のお宅には大きな桜の木があり、子どもたちは学校の行き帰りには必ずその木の下を通る。今年も見事に咲いて満開になった。なんと美しいことか。美しすぎて悲しささえ覚える。それは数日で散ってしまう花の運命と人生の移ろいを重ねてめでる日本人独特の感情なのかもしれない。また、日本人は齢を重ねると、満開の桜を見ながら「あと何回見られるのかね。」と心に呟く方が多いのだそうだ。さんあいの子どもたちは、あと何回この桜を見ることができるのだろうか?? 来年巣立って行く子もいれば、10年後の子もいるだろう。彼らにとってここから巣立って行くことは、むしろ幸せなことだ。でも、どこで生活していても桜の季節になったら、この桜を思い出してほしい。それほど、この桜は美しいのだから。
学校に行く時の方向から見る桜の木
学校から帰る時の方向から見る桜の木
近くで見る桜の木
花の気持ちになって見ました…『照』『笑顔』