70の瞳

笑いあり涙あり、36人の子どもたちが生活する児童養護施設「さんあい」の出来事や子どもと職員の声をお聞きください。

さくら、さくら

2015-04-02 13:49:23 | 愛すべき子どもたち

さんあいの隣のお宅には大きな桜の木があり、子どもたちは学校の行き帰りには必ずその木の下を通る。今年も見事に咲いて満開になった。なんと美しいことか。美しすぎて悲しささえ覚える。それは数日で散ってしまう花の運命と人生の移ろいを重ねてめでる日本人独特の感情なのかもしれない。また、日本人は齢を重ねると、満開の桜を見ながら「あと何回見られるのかね。」と心に呟く方が多いのだそうだ。さんあいの子どもたちは、あと何回この桜を見ることができるのだろうか?? 来年巣立って行く子もいれば、10年後の子もいるだろう。彼らにとってここから巣立って行くことは、むしろ幸せなことだ。でも、どこで生活していても桜の季節になったら、この桜を思い出してほしい。それほど、この桜は美しいのだから。

 

学校に行く時の方向から見る桜の木

 

 学校から帰る時の方向から見る桜の木

 

近くで見る桜の木


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3 コメント

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とても綺麗な桜の花にみごとで立派な幹ですね『驚き』 (juju)
2015-04-04 08:38:14
文面と写真から深い意味は特にないのですがBillyjoelのHOnestyという曲をチョイスです。花も…人々も…それぞれの生きてる尊さが伺える。この曲の和訳の歌詞が良い意味で切なく何もなげき哀しむ事はないと言ってる気がしたから。
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桜の花もHOnesty…咲いては散りを繰り返す (juju)
2015-04-04 08:52:05
毎年、きっと又美しく何度でも咲いてくれると信じてくれている人が欲しい…
花の気持ちになって見ました…『照』『笑顔』
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HOnestyのメロディーは切ないけれど…歌詞は (juju)
2015-04-04 09:15:01
絶望より希望を指していると思うから。色々な家庭の事情で一緒に過ごしながら歩み合うさんあいさんの情景に心を込めてのコメントでした『笑顔』
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