Sancafactory

たけぞうと申します。
二人の子供と二羽のインコ、手仕事のこと、のんびり書いています。

今日も鳥。PBFDという病気について。

2018年01月12日 | 我が家の鳥たち ポピィ おもちくん
昨日の続きです。

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我が家に2016年の春にやってきたセキセイインコは、娘におもちくんと
名づけられました。獣医さんでは、「〇〇(うちの苗字)おもちちゃ~ん!」
と呼ばれます。しかも、毎週、順番が来た時と、会計の時、2回(^^;)


初めての診察の時は、先生に質問したいことが心の中には溢れ返って
いましたが、「はっきり言ってわからないことが多いです。」
という感じで・・・特に、先住鳥であるポピィのことは、「ローリーの
PBFDに関しては、僕はわかりません」と言い放たれてしまいました。

私としては「そら、そやろな・・・」という感じでした。
今まで何か所かの獣医にポピィを連れて行ったことがありますが、
まず、「何という鳥ですか?」ときます。
唯一、「あぁ、ヒインコやね。」と仰ったのが今お世話になっている
先生です。


おもちくんの風切り羽は、この時左右一枚ずつしかなくなり、尾羽は
一枚だけ残っていました。諦めきれず、「でも先生、ここ数日、一枚も羽が
抜けていないんですよ」と言うと、「抜ける羽がなくなっただけやと
思います」との返答。

・・・ちーーーーん。そんなあっさり(TT)

でも、「状態が悪くないので、治療する価値は十分あります。
延命治療とかではなく」と言っていただいたので、この、ちょっと
頼りなさげな若い先生を頼ることにしました。


そもそも、ポピィを診ていただいている先生のところに行けば
良かったんちゃう?という話なんですが、実はおもちくんをお迎えした
ショップの人に、「そこはやめた方が良いですよ」と、違う病院を
紹介されました。
「そんなん言うてええの?」とはおもいつつ、以前ブログに書いた通り、
その先生には「セキセイ飼うのやめはったら」アドバイスをされて
いたこともあり、ちょっと行きにくかったので、紹介された病院へ
向かいました。
そういうのって営業妨害ちゃうんかな?と今となれば思います。
おもちくんのことを電話で伝えた時も、腹立たしいを通り越して
「もう、ええわ…この人らに言うても、無駄やわ・・・」と
遠い目になるような対応でした。老舗と言われるショップなのに
本当に驚きでした。

もちろんポピィは変わらず同じ先生に診ていただいてます。


おもちくんの治療とその間の過ごし方について:

☆1週間に1度のインターフェロン注射
☆経口で毎日、D-フラクションとタチオン
☆ケージは毎日ビルコンで消毒
☆放鳥時は着替えをして、ケージに入れた後に空間と自分自身と
 スリッパにアルヴィシャット噴霧
☆急遽、夫がアクリルケージを作ってくれました。
☆おもちくんは夏は一番涼しい玄関で隔離飼育、ポピィのいる部屋と
 の間にはドアあり
☆ベランダで日光浴をさせる時は、ポピィのいる部屋を通るので、
 大きなビニール袋で覆って移動
 通った後はアルヴィシャット噴霧

大人でも「えぇ~????面倒やな・・・」というこれらのこと
娘は黙って約束を守り、一生懸命お世話をしていました。

七夕の短冊を書いた時、娘のをふと見ると「おもちくんの病気が
治りますように」と、私と同じことを書いてありました。


もうこの時は、何が何でも治すしかない!!!!
と鼻から何かを噴射する勢いで、ドイツから免疫を上げるシードを
買い与え、「免疫を上げるには楽しい気持ちになるのが良い」と聞いて、
みんなに「おもちくんのケージ前を通る時は何か声をかけるように!」と
通達を出し、あまり推奨はできませんが、消毒の手間をいとわず、
毎日放鳥しました。

きゅうりが肝臓を守る(PBFDになった子は肝臓に負担が
かかるらしい)とどこかのブログで見て張り切って与えていましたが、
病院でケージの中を見た先生に
「へぇ~、キュウリ好きなんですか?」とちょっと失笑気味に聞かれ、
ことの顛末を説明すると
「キュウリが肝臓に良いとは聞いたことないです」と
あっさり言われました。またもや、ちーーーーん。

先生には「とりあえず半年、注射を続けたい」と言われていて覚悟を
していましたが、ちょうど3か月経った頃、「状態も良さそうですし、
再検査してみませんか?」と言われました。
まだ必ず、抜けた羽の軸には血が見られていたし、半信半疑、でも
先生を信じてみても良いかな・・・と思い、お願いしました。


結果は陰性。


いつも淡々としていた先生でしたが「僕も嬉しいです、
本当に。頑張って通ってもらってたし」
と喜んで下さいました。
そして、「もしかしたら、注射のせいじゃなく、この子自身の
免疫力で陰転したのかも知れませんし、いつ陰転したのかは
僕にも分かりません。」と仰いました。
「これで普通のインコさんと一緒です」と言われた時は、ほっとして
へたりそうでした。

頼りなさげと思っていたけど、よく考えたら注射の時は電光石火、
おもちくんは「ピー」と文句を言う暇もなく、そのせいか恐怖心も
少なくて済んでいたように思います。
何にしても、おもちくんは運が良かった、それに尽きます。

病院に通っている間、「普通に小鳥をお迎えしたかっただけやのに、
何でこんなことに・・・」と何度か思いました。

でも、おもちくんはうちの娘を選んだんじゃないかと今は思っています。
万が一にも、あのショップに返したりしなくて良かったなぁ・・・と、
同じリビングで、ポピィの真似をして楽しそうにお喋りしている
おもちくんを見ていると、つくづくそう思います。


うちにはポピィがいて、PBFDのことは私も知っていましたが、
まさか自分に降りかかってくるとは夢にも思っていませんでした。

セキセイインコはお安くお迎えできる小鳥さんですから、
それに比べてしまうと検査の費用はとても高く感じられるのですが、
そのおかげで陰転できた鳥さんがたくさんいます。
差し餌の間は、見た目ではほぼ分かりません。
お迎え検診がもっと広まれば良いなぁと思います。
そして、ペットショップはもっと考えて欲しい
あの時一緒にプラケースに入っていた子たちがどうなったのか、
今でも気になってしかたないです。


リビングに引っ越してきたおもちくん。

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今、ご自身のお迎えされたインコさんがPBFDと分かって
悲嘆にくれておられる方が、何を一番に知りたいか、
それをここに書けているか、自信がありません。

私が皆さんにそうしていただいたように、私にわかることでしたら
何でもお答えしたいと思います。

突然で失礼?ぶしつけ?いいえ、全然そんなことありません!!


そして、今、PBFDと戦っているすべてのインコさんと
その飼い主さんを心から応援しています。



てしごと関連は、また別の日に♪


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3 コメント

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PBFD (ぴるりん)
2018-08-08 08:39:01
初めまして。
のんちゃんのブログからこちらを拝見しました。
五月にお迎えした セキセイインコのりんちゃんがPBFDで治療中です。
インターフェロンの経口投薬でもうすぐ3ヶ月になり検査をする予定です。
陰転率は2割 期待させると申し訳ないので 絶対に治るとは言えません って先生に言われてます。
隔離されてる りんちゃんはかわいそうですが諦めず頑張ってます。
もしかして 陰転した時からの先住鳥さんたちとの接触についてご教示頂きたいと思いましてコメントさせて頂きました。
返信する
Unknown (たけぞう)
2018-08-09 18:06:10
ぴるりんさん

コメント下さりありがとうございました。

りんちゃん、たった今頑張っているのですね。経口でお薬飲ませるの、大変ですよね・・・。私もインターフェロンは注射でしたが、D-フラクションというマイタケのエキスを毎日飲ませていました。

陰転後の生活ですが、まず、先住鳥がヒインコということで、先生から「ヒインコのPBFDについてはわかりません」と言われていました(^^;)
陰転の知らせを聞いた時、先生に今後
について聞いたのですが、一か月は念のために隔離と消毒を続けた方が良いと思う、と言われました。

ネットなどにはサーコウイルスは何年も空気中で生きているとか、心配なことばっかり書かれていて私も本当のところは分かりません・・・。

幸い先住鳥ポピィは10歳も超えており、免疫力もそれなりにはあるんじゃないかなぁ・・・という希望的観測のもと、陰転後、一か月を過ぎたころから同室で暮らしてもらっています。もちろん2羽とも元気に暮らしています^^

おもちくんの隔離時から今も引き続き、それぞれのケージをさらにアクリルケージに入れ、放鳥時の事故や脂粉の飛散をできるだけ減らすようには気を付けています。

PBFDの検査は、おもちくんの場合は注射で採血していただきました。羽を抜いたり爪を切ったりの検査の場合は、数回の検査で陰転を確認した方が良いと聞いたこともあります。

先生も「色々分からないことは多いので・・・」という感じで、先住鳥がいるなら極論としてはよその家で飼うに越したことはない、というご意見でした。もちろんそんなことはできませんが!!!でも、最後の診察の時、「もう、これで普通のセキセイインコさんと同じですね!」とおっしゃった先生の言葉を信じています。

ご期待にお応えできているかちょっと心配なのですが、またいつでも何でも聞いて下さいね^^

5月にお迎えして3か月投薬されたということは、お迎え後すぐから治療を始められたということですね。きっとりんちゃん陰転していると思います。良いお報せ、お待ちしていますね^^
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はじめまして:-) (あおちゃん)
2018-10-05 23:46:10
私のセキセイもPBFDで、動物病院に行っていますが、羽以外にも鼻の病気もあり、また高齢者ということもありPBFDの治療が現在できていません。
羽がどんどん減っていき、転倒すると起き上がれなくなったりと、、
羽がなかった時、亀の様にひっくり返ることはありましたでしょうか?
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