映画『ブランカとギター弾き』本編映像1
http://www.transformer.co.jp/m/blanka/
【ブランカとギター弾き 2015】
フィリピンのストリートチルドレンが描かれた、素晴らしい作品です。
これも、アマゾンプライムで観られます。
私、主にフィリピン人に、無理矢理、観せまくってます。
泣く率100%ですよ。
数年前、クリスマスシーズンのフィリピンで用があったので、クリスマスだからと日本で駄菓子を買い込み、それを小袋に詰めて、孤児院を周ることにしました。
いくつ周ったか忘れましたが、非常に勉強になりました。
ある種の孤児院にとっては、
「孤児は商品なんだな」
と、気付かされたのです。
従順で利発な子供たちが、小綺麗に整えられて並ぶ。
選ばれた子供しか入れない孤児院。
「これは違う。」
と、作戦を変更し、ガッチャガチャな街角に車を止めて、残っていた小袋を配り始めました。
キラキラな目をした、ベロンベロンに伸び切ったTシャツを着た子供たちが、うわッと湧き出して来て、あっと言う間に完売(売ってないけど)しました。
私、自己満足のための偽善が嫌いではありません。
なので、時々こうした偽善を働きます。
でも、スラムや道端の、抜け目のない、野心的な目をした子供たちが大好きです。
まあ、「犯罪者予備軍」と言うよりは、そこそこ一人前の犯罪者だったりするわけですが、彼らが悪いわけではありません。
貧困による子供の犯罪は、誰が何と言おうと社会の、大人の責任です。
私、「上の世代には従わない、下の世代には責任を持つ」というのが信条なので、こういう子供たちが、わりと気になります。
一応、坊さんですしね。
私が、はじめて、スラムの子供たちと付き合うようになったのは、インドネシアのジャカルタでした。
もう、30年も前の話です。
付き合うと言っても、会えば飯を食わせる、それだけの関係です。
せびられても、お金は渡しません。
すぐに何十人と集まりますから、分配で揉めるんですよ。
彼らは、彼らで、私を引っ張っていく屋台のオヤジから、バックマージンをせしめていたりもしてたんだと思いますが、それは、私の関知するところではありません。
「衣食足りて礼節を知る」
という言葉を、わりと信じているのですよ。
東南アジアの国々は、その頃から比べると別世界のように発展しています。
が、それは、真ん中より上の人たちにとっての発展でしかありません。
国によって差はありますが、
「おまえ、なんで携帯持ってんだ?」
から、
「おまえ、なんでスマホ持ってんだ?」
みたいな、細かな違いはあれども、下界の人々の生活は、ほとんど変わっていません。
上下の格差が大きくなって、中間層が増え、中と下の差がまた開いた。
という感じですかね。
ストリートチルドレンを描いた映画と言えば、新しい順に、
「闇の子供たち」タイ・日本 2008
http://www.cinemarise.com/theater/archives/films/2008014.html
「枕の上の葉」インドネシア 1998
https://movies.yahoo.co.jp/movie/85128/story/
「サラーム・ボンベイ」インド 1988
https://movies.yahoo.co.jp/movie/9120/story/
と、名作があります。
「闇の子供たち」しか、観られませんかね、今。
【ブランカとギター弾き 2015】
フィリピンのストリートチルドレンが描かれた、素晴らしい作品です。
これも、アマゾンプライムで観られます。
私、主にフィリピン人に、無理矢理、観せまくってます。
泣く率100%ですよ。
数年前、クリスマスシーズンのフィリピンで用があったので、クリスマスだからと日本で駄菓子を買い込み、それを小袋に詰めて、孤児院を周ることにしました。
いくつ周ったか忘れましたが、非常に勉強になりました。
ある種の孤児院にとっては、
「孤児は商品なんだな」
と、気付かされたのです。
従順で利発な子供たちが、小綺麗に整えられて並ぶ。
選ばれた子供しか入れない孤児院。
「これは違う。」
と、作戦を変更し、ガッチャガチャな街角に車を止めて、残っていた小袋を配り始めました。
キラキラな目をした、ベロンベロンに伸び切ったTシャツを着た子供たちが、うわッと湧き出して来て、あっと言う間に完売(売ってないけど)しました。
私、自己満足のための偽善が嫌いではありません。
なので、時々こうした偽善を働きます。
でも、スラムや道端の、抜け目のない、野心的な目をした子供たちが大好きです。
まあ、「犯罪者予備軍」と言うよりは、そこそこ一人前の犯罪者だったりするわけですが、彼らが悪いわけではありません。
貧困による子供の犯罪は、誰が何と言おうと社会の、大人の責任です。
私、「上の世代には従わない、下の世代には責任を持つ」というのが信条なので、こういう子供たちが、わりと気になります。
一応、坊さんですしね。
私が、はじめて、スラムの子供たちと付き合うようになったのは、インドネシアのジャカルタでした。
もう、30年も前の話です。
付き合うと言っても、会えば飯を食わせる、それだけの関係です。
せびられても、お金は渡しません。
すぐに何十人と集まりますから、分配で揉めるんですよ。
彼らは、彼らで、私を引っ張っていく屋台のオヤジから、バックマージンをせしめていたりもしてたんだと思いますが、それは、私の関知するところではありません。
「衣食足りて礼節を知る」
という言葉を、わりと信じているのですよ。
東南アジアの国々は、その頃から比べると別世界のように発展しています。
が、それは、真ん中より上の人たちにとっての発展でしかありません。
国によって差はありますが、
「おまえ、なんで携帯持ってんだ?」
から、
「おまえ、なんでスマホ持ってんだ?」
みたいな、細かな違いはあれども、下界の人々の生活は、ほとんど変わっていません。
上下の格差が大きくなって、中間層が増え、中と下の差がまた開いた。
という感じですかね。
ストリートチルドレンを描いた映画と言えば、新しい順に、
「闇の子供たち」タイ・日本 2008
http://www.cinemarise.com/theater/archives/films/2008014.html
「枕の上の葉」インドネシア 1998
https://movies.yahoo.co.jp/movie/85128/story/
「サラーム・ボンベイ」インド 1988
https://movies.yahoo.co.jp/movie/9120/story/
と、名作があります。
「闇の子供たち」しか、観られませんかね、今。