ロックスター、彼ら彼女らの楽曲やその表現は、魂を著しく消費するのだろう。
正に、命をも削る魂の叫びというにふさわしい。
ジミヘンしかり・・・、先に書いた項で、ロックスターの早逝は、
薬物等による自滅のみかのような表現をしているので、ちょっと、補足しようかと思った・・・。
さて、
巷で“ジミヘン”(カタカナのジミヘン)と言えば、もちろん、SGTの“Eさま”である。
ある時、ステージを終えた彼に、インタビュアーが、「もし、ジミヘンが生きていたら?」と尋ねたことがある。
不意を突かれ、ちょっと戸惑う“Eさま”だったが、すかさず、
「おこっていると思います。」と答えた・・・。
しかし、いつ見ても“SGT”は、“スゴイ”。
ステージを見る時って、自分がちょっとギターを弾いたりバンドをしたりするので、
大概、“この人うまい”“かっこいい”とは思いながらも、
“これがこうなって、こうだからこうか”などと、つい、“その場”で分析してしまう。
しかし、“SGT”の場合、それが無い。始めから終りまで、単純?に楽しめる。
閲覧頂く方の中で、もしかして、“SGT”をご存じのない方がいるかもしれないので、紹介したい。
ある時は、“ジミヘン”、ある時は、“フレディーマキュリー”に扮し?(が降臨し?)するEさまが
彼らの曲に、曲のメッセージ性を変えず?別の曲をのせて歌いあげる。
たとえば、“天国への階段”かと思うと、一休さんのエンディングテーマ“母上さま”が流れたり。
バンヘイレンの“ジャンプ”に、円ひろし氏の一発ヒット曲“とんでとんで”が流れたり。
ドラマーとギターのマサミ君の卓越したテクニックだけでも“頭がすっぴん”になるのに、
単なる“モノマネ”、“カエウタ”の域に留まらないEさまのパフォーマンスは、
原曲を知ってても知らなくても、子供から大人までが、みんなで楽しめる。
“SGT”の魅力を言葉で表記しようとする私は全く野暮だが、
「より楽しい気分になりたい時」は、もちろんのこと、
「仕事がうまくいかなかった時」「心が痛いとき」・・・、
そんな・・・時は、是非とも。
百聞は一見にしかず。
お勧めである。
しかし、よくもまあ、あれだけのコトを思い発つ。
あとで冷静に考えてもかなり凄い。
考えに考えたアイデアなのか、泉のごとく湧き上がるのか、はたまた双方か。
誰もしたことがない、
“コロンブスの卵”
“SGT”の“Eさま”に
“ジミヘン”の“魂”が宿る。
2012.3.31 SGTワンマンライブ
【ネ申】やと思います。