ノグチサトキ

名もなきギタリストの物語

『京都ぎらい』井上章一氏著

2023-03-22 | ご紹介・おススメ

体調思わしくないものの、

かと言って、職もなく何もしないままでは、

などと思いつつ、買い込んできた中の一冊。

 

興味深々、その日の内、一気に読み終えました・・・。

さて、読み始めて、すぐに思い出したのは、

20代後半、市役所近くの工房で彫金見習いをしてた頃、

前後の話の流れは忘れたが、その時、主が行ったこと

 

「京都駅いうけど、あんなとこ、京都ちがうでぇ」

「京都いうたらな、五条より上で・・、云々」

 

あと、少なくとも、遡って3代以上、

いわゆる”洛中”、に住んでいないと、京都人ではないらしい。

 

この人に限らず、過去~現在、あんなこと、こんなこと、

書けないこと多々ありましたが、

正に、この本に書いてある通り。

 

”京都人”ってのは、

裏表激しく、高飛車、偏見の塊、

”いけず”との言い回し、そのまんま。

私自身、散々な目に遭いました。

 

ちなみに、私、生まれたのは、京都府下、

今住んでいるところも、京都市ではあるけれど、

これまた”京都”ではないので、

もちろん、京都人ではありません。

 

とは言え、九州出身の妻から見たら、私の性格、

いかにも京都的だと思っている節ありますが・・・。

 

(その京都人・気質ってのは、その”京都”に近い程、

その傾向があるらしく。)

 

ともあれ、この本、中盤以降は、歴史的観点から、

京都を解析する等、興味深い内容です。

 

どなた様も、機会あれば、是非に!



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