雲をめざす

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妻の介護 3

2019-09-10 03:04:00 | 日記
「おうちに帰りたいよ」とぽつり言ったのは入院してから10日位だ。思わず息子と顔を見合わせました。夕暮れ時で7階の窓際の部屋から空を見て 普段いるところと違うと実感したのでしょうか。N大病院の脳神経センターの集中治療室から4人部屋に移って 面会時間も正午から午後8時と長くなり 寂しい気持ちをさせないように毎日通っている時でした。

この部屋に入りすぐリハビリが始まり 毎日7Fから2Fのリハビリルームに移動して【理学療法】【作業療法】【言語リハビリ】です。もともと左膝の関節炎で歩行には難儀していましたが 手すりにつかまっての歩行は ゆっくり歩く分には何とかこなせるようです。手や腕を使ってのリハビリは左手が多少麻痺したので遅いですが取り敢えずこなしています。
問題は言語で手足にくらべ ダメージが大きかったと痛感。先生がアー、オー、ヤーとか大声を出してねと言っても唇は動いているようだが 声が聞こえない。それに比べると聞くのは分かるようで それなりに反応しています。各20分で1時間のリハビリで健気にやっている感じです。

トイレで用を済ますようになり 「トイレ」という言葉は出ませんが 指差して分かるようになりました。ただ家族の介助は認められていないので看護師さんを呼ぶだけです。
また思っていることが言葉で出ずイラついている感じです。

リハビリテーション病院ですが、相談員のお勧めのY病院へ見学です。自宅から近い スタッフが揃っているという条件にあったところです。8月20日午後に伺いました。
説明を受け リハビリルーム デイルーム 病室 風呂場等見学しましたが リハビリは毎日各部門合計で2時間するとのことでこれなら早い機会に自宅に戻れるのでは期待できる内容です。ただこれは本人がやる気を出してやればのことで、どこまでいけるか 家族が見守ることでやる気を出すように後押しするのが肝心かなと思った次第です。ここに決めようかという気持ちです。

正直言ってリハビリテーションの世界は今まで無関心で 理学療法士といってもどんな人なのか分かりませんが テレビの体操を指導しているのが理学療法士とは初めて聞くはなしです。    <つづく>