主婦の徒然日記

主婦の人生もなかなかドラマです(ただし本人に限る)。
日々何を考えてどうやって生きたか。
記録日記。

まだ途中ですが、慰安婦問題に関する素人主婦の一考察

2013-06-05 21:38:28 | 政治
ジャンルを「政治」にしたせいか、独り言日記で且つ昨日、一昨日は書いてないのに少々アクセスが増えているので…

ちょっと補足しておきます。

今までの日記に書いた慰安婦問題の内容は…

私の知識がかなり不十分でした。

橋下さんを「女性蔑視だ」と責めている人よりは分かっているつもりでしたが、もっとよく調べてから書き込むべきでした。
数日前までの私程度の認識でネットに書き込んでいらっしゃる方は多いのではないでしょうか。
けれどそれも仕方がないことだと思います。
だって、皆さん忙しいですもんね。
私は4月から専業主婦になって多少時間ができましたけど(だから首を突っ込み始めました)、仕事と家事と育児をしていたら「調べる」「勉強する」なんてなかなかできることではありません。
だから、詳しく分からないから何も言えない人が多いんでしょう。前の私もそうでしたから。
つくづく日本人はまじめで忙しいんだと思います。

けれどね、そういう日本人的性質と事情は外交には通じないどころかマイナスです。
発言しない=認めている
になってしまいます。

とにかく忙しくても関心を持つことが大切ですね。
そして自分の発言には責任を持つこと。

けれど人間なので間違うこともあります。失敗することもあります。


私は、この件に関して一主婦にできる限りの範囲で調べてみようと思って手を付けたのですが…
どんどん複雑になってきて、ギブアップ寸前です。
家事の片手間にやるにはあまりにも繊細で慎重を要することであるし、さまざまなデータを並べて比較検討しなければならない。
私の場合、簡単にPCにウィンドウをたくさん開いて比較しているんですけど、これがやりにくい(>_<)
ウィンドウじゃなくて資料を並べて書き込みながら比較したいところだけど、そこまで本格的にやるのもバカみたいだし。
なので最初のところから全然進んでいません。やめちゃえばいいんですけど。
真実を知りたいという好奇心がうずきます。


とりあえず、ネットで分かったことは

前々から私が言っている事ですが

物事にはいろいろな側面がある、ということです。
一概に決めつけられない。
それなのに、今が決着を付けるチャンスだと焦って決めつけた発言を繰り返してしまいました。

朝日新聞の捏造という見方をしていたのですが、どうやらそうとも言い切れない。

なぜ私が捏造を信じたのかと言うと、
ネットの中ではその見方が主流になっているからです。

Wikipediaにも

(植村隆氏が)外国特派員時代の1991年8月11日の朝日新聞にて初めて慰安婦に関する記事を掲載。これが韓国の様々な新聞に転載され、慰安婦問題がクローズアップされた。

との記載があったからです。

元NHK職員の池田信夫氏も、自身のブログで

朝日新聞の植村隆記者は「女子挺身隊の名で戦場に連行され、日本軍人相手に売春行為を強いられた朝鮮人従軍慰安婦のうち、一人が名乗り出た」と報じ、これが騒ぎの発端になった。

と記述しています。

他にも「朝日の捏造」を主張する識者はいます。

私はすっかり「朝日捏造説」を信じ込んでしまいました。

けれど
Wikipediaにはちょこちょこ間違いがあるようです。
不特定多数の書き込み式ですから仕方ありません。調べている中で他にも矛盾を見つけました。
池田氏の場合はよくよく見ると「騒ぎの発端」という表現になっています。

私がはっきりとその間違いに気づいたのは、

池田氏のブログにある小倉秀夫氏の反論コメントです。
小倉氏は、1987年08月14日の読売新聞東京夕刊13頁にすでに慰安婦問題の記事が出ていると指摘しています。
他にも、植村氏の記事以前に慰安婦問題が存在していたという記述がネットの中にいくつかあります。

また、「女子挺身隊」という言葉がひっかかりますが、当時朝鮮では「挺身隊」という言葉が日本のそれとは違う意味で用いられていました。
朝鮮語で未婚女性や若い女性を意味する「処女」に由来し、「処女供出」とも呼ばれたのです。
ブローカーが女性を引っ張る際にどんな言い方をしたかにもよるでしょう。

となると「捏造」とは言い難いのでは?
プロパガンダ的要素はあるのかもしれませんが、捏造となると話が変わってしまいます。

けれど、私はそこに問題はあると思います。

日本のメディアであるにもかかわらず、あまりにも韓国寄りな記事だからです。補足も足りません。
書くのなら、日本側の見解も平等に載せるべきだった。
けれど、戦後日本は慰安婦問題に関して明確にしようとはしていなかった。だから日本側に載せるべき見解がなかったのかもしれません。
結局、間違いの極力少ない記事にするためには、載せるべきではなかったのです。
プロパガンダとして何らかの意図があったのかもしれませんけど。


日本が慰安婦問題を否定せず明白にしようともせず何十年も放置してきたということは、日本にも「痛い腹」があったのではないかと思わせます。
普通に考えて、白なら白と主張するでしょう。
戦時中の混乱期でもあるし、規模が規模なので完全に否定できなかったのでしょうか。
だとしたら日本人はまじめすぎます。
乱暴な海外のデモ映像を見たり、ごり押し主張を聞いたりすると、日本人のその性質は愛すべきものだとは思うのですが、外交には通じない(>_<)

そこで私は小さな声でもちゃんと上げたいと思いました。
けれどそこには「思い込み」という怠慢が潜んでいました。
思い込みで多勢の流れに乗ってよく調べも知らないで発言することは危険です。
今日かいたことだって、また後から訂正することになるかもしれません。

「こうであってほしい」という願望が人の目を曇らせます。
公平に見ているつもりでも、自分の願望に近い主張があれば悪意がなくとも人はその主張になびきやすいものです。
そう言う人が多くなると、「これが正しいんだ」という思い込み状態に陥る。

韓国人もそうなのかもしれない、と私は思いました。

知れば知るほどお金にたかるハイエナのような印象を受けてしまいましたが、ハイエナではなくてやはり私たちと同じ人間なのかもしれない(人間なのは当たり前ですが、その本質がという意味です)と考え直しています。
ネットでの日本に対する誹謗中傷や、韓国内での目に余る日本バッシングで、なんて乱暴な国民だと思っていましたが、日本人にだってそういうことをする人は韓国程ではないにしても少なからずいるでしょう。
私たちはボタンを掛け違えているだけなのかもしれません。

最近まで私は腹を立てていましたが、今はなんとか互いに歩み寄る方法はないものか、という気持ちに変わってきています。
日本人的お人よし過ぎ、かな?

けれども、やはりこの問題に関して、橋下さんが言うように日本だけがバッシングされるのはアンフェアだという意見は変わりません!
どこの国でも慰安婦はあった!なのにどうして日本だけが問題になる?
日本が悪いという日本人がいるのも一つの理由かもしれません。
いったいどこにこの問題で謝った国がありますか?
日本人は自虐的にも程がある。
謝ったにも関わらずまだ非難され続けているこの状態を日本人としてどう受け止めていいのやら。

第2次内閣になってからの安倍首相は別人のように精力的です。
国際社会における日本の立場回復のためなのか、外交に精を出しておられます。休みもほとんどないとか。
外堀外交。
面と向かって身の潔白を晴らせないのは癪に障りますが、はっきり言って100%潔白だと言い切るだけの証拠がないのも事実。
黒だと言い切る証拠もない。
この問題に関しては、韓国は受け入れていませんが、日本は日韓基本条約において解決済みという姿勢を崩さず、この上の謝罪は必要ないというスタンスでいきましょう。
他のどの国も謝罪していないのに日本はした、という誠実さを国際社会に理解してほしいと思います。


そうして
次は未来を向いていきたい。






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