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【蟹バリズムの映画イズム】

蟹バリズムと申します。見やすい!わかりやすい!をテーマに映画ライターを目指して活動しています。

『霊魂の不滅』(1920年) 【映画紹介】

2024年03月27日 14時49分20秒 | 映画

みなさんこんにちは蟹バリズムです。

今回紹介するのは『霊魂の不滅』です。

ジャンルはホラー/ファンタジーとなっております。

1920年の作品なので無声映画ですね。

ホラー映画史の中では、そこまで評価されていません。

しかし、この作品で使われている“二重露光”は当時は画期的な撮影方法でした。

そんな歴史のある作品をぜひチェックしてくださいね!

 

『霊魂の不滅』(1920年) 【ネタバレなし映画紹介】

当時、この二重露光は画期的な撮影方法だった!無声時代からの北欧出身の世界的な巨匠ヴィクトル・シェストレム監督!予告・あらすじ・監督・脚本・キャスト・みんなの評価...

蟹バリズムの映画イズム

 


【上映時間】

70分


【制作国】

スウェーデン

【監督・脚本・キャスト】


【あらすじ】

大晦日の晩の出来事である。救世軍の女士官で、人生に対し温かい心を抱いて居るエディス・ラーソンは重い病の床に苦しんで居た。彼女が死の床にあっても尚心に懸かるのはデイヴィッド・ホラムの事であった。ホラムは仕方の無い酔払いで、妻や子のあるに拘らず、この晩も教会の庭で除夜の鐘を待ちながら飲み仲間と酒をあおって居た。彼は仲間に彼の友人ゲラーの事を話した。心理学に深い造詣を持つゲラーは大晦日の十二時に死んだ者は次の一年間死神の馬車の御者と成って、悲しみ、罪、絶望のある所、陸と海とを問わず、貧しきと富めるに係わらず死者の魂をその馬車に積み取る為に労々として働くものだと信じて居た。そして彼は去年の大晦日深夜の十二時に死んだのである。ホルムが話し終わってから程なく仲間同志わずかの事から争って、彼は墓石の上へ打ち倒された。折から崇厳に教会の鐘は十二時を報じて響いた。死神の馬車は音も無く教会の庭へ入って来て…


【ネタバレなし感想】

無声映画。
無声時代からの北欧出身の世界的な巨匠ヴィクトル・シェストレム監督
鳥飼りょうさんの伴奏付きで見させてもらいました。
いやー、音楽の力ってスゴイなって感じました。
重要な場面以外は字幕が出ないので、役者の表情、動き、そしてピアノの伴奏が心情を読み解く鍵となる。
これは無声映画でしか味わえませんね。

本作は二重露光が多様されています。
当時は現像段階での二重露光ができなかったので、一度撮影したフィルムを巻き戻して再び露光させる方法でした。
めちゃくちゃスゴイですよね。
別に映画史上初ではないですが、公開当時は画期的な撮影方法でした。

印象的なのは、夫が斧で妻子を襲う場面です。
これはグリフィスの『散りゆく花』(1919)に影響された場面であり、後にキューブリックが『シャイニング』で同じことをしています。
この連鎖こそが“映画”の面白いところですね。


『狎鴎亭スターダム』(2023年) 【映画紹介】

2024年03月27日 14時14分46秒 | 映画

みなさんこんにちは蟹バリズムです。

今回紹介するのは狎鴎亭スターダムです。

韓国映画ですね。

ジャンルはコメディとなっております。

狎鴎亭(アックジョン)と読みます。

主演は“マブリー”ことマ・ドンソクですね。

憎めないキャラクターのマブリーが、良い味を出している作品です。

ぜひチェックしてくださいね!

 

『狎鴎亭スターダム』(2023年) 【ネタバレなし映画紹介】

“マブリー”ことマ・ドンソクのバディもの!予告・あらすじ・監督・脚本・キャスト・みんなの評価・ネタバレなし感想などをまとめてご紹介!

蟹バリズムの映画イズム

 


【上映時間】

111分


【制作国】

韓国

【監督・脚本・キャスト】


【あらすじ】

「お前をスターにする」 狎鴎亭(アックジョン)で生まれ育ち、何を生業にしているか誰も知らないけれど、住民達のあらゆることに精通しコネを持つ狎鴎亭の“ぬし”テグク(マ・ドンソク)。弟分扱いをしているヤクザまがいの実業家テチョン(チェ・ビョンモ)が美容整形ビジネスを始めるために、手を組もうと勧誘している天才美容整形外科医ジウ(チョン・ギョンホ)がかつての同級生の弟で、何者かによって騙され医師免許を剥奪された上に借金も抱えていることを知る。ジウの技術と容姿を活かした画期的な美容整形ビジネスのアイデアが閃いたテグクは、テチョンを出し抜いてあの手この手でジウを口説き落とし、テグクとジウはかつてない手術システムと宣伝方法で新しい時代を切り開く。しかし莫大な利益をめぐって、様々な思惑がふたりの周囲に渦巻いていた-。


【ネタバレなし感想】

マブリー主演!
面白い!
バディものですね。
「なんで韓国には美容整形が多いの?」
その答えはここにあります。

“美容整形”というビッグビジネスで膨大な利益を得る主人公の2人。
美容整形が簡単にできるようになった時代への風刺にも感じる。

マブリーのコロコロ変わる派手な髪色と服装は見もの。
僕はこの手の韓国映画好きですよ。