みなさんこんにちは蟹バリズムです。
今回紹介するのは『家さえあれば ~貧困と居住支援~』です。
ジャンルはドキュメンタリーとなっております。
TBSドキュメンタリー映画祭2024のひとつですね。
本作は京都・大阪限定上映です。
【上映時間】
不明
【制作国】
【監督・脚本・キャスト】
【あらすじ】
たとえ何度裏切られても―― 居住支援を続ける理由とは?
大阪・西成で生活困窮者に向けた居住支援を続ける坂本慎治さん。連日、全国から相談者がやってくる。職を失った人。虐待を受けていた人。刑務所から出てきた人。全員「家を失った人」だ。大寒波が到来した2022年1月。坂本さんのもとにまた一本の電話がかかってきた。声の主は、二十歳の青年。寮を追われ、夜の街を彷徨っているという。坂本さんはすぐに車を走らせた。「大丈夫、家さえあれば何とかなる」。ナレーターは「ホームレス中学生」著者の田村裕さん(麒麟)。
【ネタバレなし感想】
大阪・西成で生活困窮者に向けた居住支援を続ける坂本さんに2年間密着したドキュメンタリー。
前半は
ギャンブルで失敗した人や、窃盗で捕まってた人などが登場。
そんな人たちにも住む家を与え、生活保護を申請するまで食料や生活必需品まで与える。
という見え方になってしまっている。
実際は、彼らにもギャンブルや窃盗に至るまでの背景があるはずであり、ナレーションでは説明はしてくれるが、説明不足。
表面だけを切り取っているように見え、ドキュメンタリーとしての役割が果たされていない。
しかし後半では20歳の生活困窮者が登場。
彼への深堀りは見事で、ドキュメンタリーとしての役割がしっかり果たされている。
さらに前半で登場した窃盗犯の生活困窮者が夜逃げする場面では、キレイごとだけではない世界も見せてくれるのは素晴らしい。
生活保護受給者への理解を深めていきたいですね。
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