派手ではないが、Eギターとベースのチョッバー音のエッジが効いていて、ハード過ぎない聴きやすい歌謡ロック曲である。
なにより、ノリがよいリズムと、ドラムベースが心地よく流れるようなリズム展開が好ましい。
アルバムレビューで音楽評論家 仲根幸夫が書いてある[みんな一安心の「BANDAGE」のような従来の路線であるアイドル・ポップス(さすがに、リズムの乗りはいい)]とおり、こういうリズミカル&メロディアスな曲が石川秀美らしい、かつ皆が望んでいる石川秀美曲であると思える。
次のアルバム:Surでも同一作曲家の和泉一弥はライトな感じでこの曲を踏襲している。
イントロの透明感がより、この曲の楽しみを増幅させる。
また、間奏でより盛り上げ、2番から男性コーラスで相乗させるという展開もシンプルでありがなら、ノリを重視したつくりである。
傷ついた心にバンドエイドを・・・・なんてwいうバンドエイドのCMに使われてもいいくらいである。
歌詞の世界観でも、石川秀美の前向きで爽やかな明るいイメージとマジメさがよく出ていて、メジャー調な曲調なのも好印象。
終わった恋の後に出会ってしまって、どういう気持ちでいるべきか、というのはこれまでも、この後も石川秀美の歌詞には珍しい世界観である。
これまでも、この後も石川秀美が歌ってきた世界感というのは「どんな事があっても、純愛を持って生きます」というのが多いからである。
ま、この曲においてもその純愛はもっているのだけれど、別れる決断をした自分に対しても、後ろめたくないように。
そして、そうなってしまった現実は、誰の責任にするべきでもなく、
次なる未来へ・・・・・、という点がとても清々しい。
なかなかいじらしい女性像を表現している。
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