どうもこのジャケットは・・・・なぜこれ?
石川秀美の代表曲ともされるこの曲。もっとかわいい顔の写真あったろうに・・・
しかし、ジャケットから彷彿されるイメージは素朴で明朗な少女像である。
なんか70年代的な色もありなレトロなあたりが、古くからある海=湘南を演出したかったのだろうか?
マイナー調の哀愁路線であり、男の歌詞世界ソングと言うのも珍しい。
スポーティな、ボーイッシュな初期石川秀美のイメージを100%投影した曲ですね。
後のベスト盤に収録されたバージョンよりも、いくらか重たげでぎこちなさが残る歌唱ではあるのだが、サビの伸びやかで元気な歌声は石川秀美ならではの純粋世界。
そういう意味ではアレンジもやや違う。
オリジナルのこのバージョンの方がなんだかタンタンとしていて、生演奏感がよく出ている。
これまでリリースされたベスト盤でもなかなか、このオリジナルが収録された盤は少なく、「オリジナルを!」という声がたくさんありましたが、現在、最新のベストアルバム:石川秀美 GOLDEN☆BESTと、84年のベストアルバム:PEPPERMINT~HIDEMI Collection '82~'84にはこのオリジナルバージョンが収録されている。
どういう経緯で新バージョンが作られ、いつから現状のようになったのかは???分からないのだが、誰か知ってる方がいれば教えてほしい。
デビューから2曲目の上昇した、まずまずの売上枚数、オリコンランキング最高位的にさほどの功績はないものの、永遠に愛される曲というくらい世間に認識されています。
もっと上昇してるかと思っていたのですが、実績はその後のブレーク時の方があるんですよね。
1982年の賞レースのイメージが強くあるものの、それ以上に曲の良さと、石川秀美の初々しく、懸命な姿がマッチしてこれだけ支持されてきたんだと思う。
歌謡的エレキギター、琴?の音のアレンジが超和風であり、湘南という日本の海をテーマにおいたイメージを音に変換している。
超歌謡曲なメロディとアレンジ。また、透き通る歌声。日本人が大好きな少女歌謡の世界である。
また、時代的にも石川秀美を含む、少女歌手達が求められていた波があったのも事実。
なんとなく、そういう時代の波に乗りつつある事が曲調や当時の映像から熱いあの頃を感じますね。
夏にリリースのこの曲で、地名もありで、現在でもメジャーな石川秀美の代表曲なのだが、
よく聴くとこれって、夏の終わりの曲ぽい。どこか寂しげな、せつない感じの曲であり、真夏の太陽というより晩夏に近い哀愁感。
それゆえに夏本番を迎える季節には・・・大ヒットに至らなかったわけなのか。
気になる点として、誰もうまくは歌えなさそうな2番の歌詞♪Hold Your Hand
これねぇ、音符と歌詞のワリフリが悪すぎです>松本隆&小田裕一郎
が、曲名と情景描写は素晴らしい。この良さが又、誰の心にも残る浸透した名曲たる所以なのでしょう。
♪ゆれて、海岸ロード走る
バックミラーに映る江ノ島さ~ゆ・れ・て湘南。
ドライブ>BGM>夏>最適な歌詞!ですね。
当時、テレビを夜見るのが無理な俺の年齢だったため、リアルタイムで憶えてる歌唱映像はほとんど皆無なのだけれど、
文明の力によって、色んな手法でリアルにきれいな音と映像で、非常に現代的な映像を見ることができる。
本当にこれはありがたい。
個人的には秀美ソングの中でも好きな方ではなく、中期、後期の曲と歌唱力が魅力的に感じるのだが、
初期秀美ソングの純粋無垢な世界を知る上では欠かせない曲です。
7月13日。
石川秀美ファンサイトも3年目を迎えます。盛り上げて下さっている皆さん、ありがとうございます!
そして・・・
秀美ちゃん誕生日おめでとうございます!
貴女の存在と功績が我々の中でも素敵な思い出としてあります。
本当にありがとう!
だいたい元の発売日近くの曲を書くのですが、今回「ゆ・れ・て湘南」を採り上げました。書くにあたっていろいろ調べていたら、こちらにたどり着いたという訳です。私なんかよりより深い愛情で、詳しく書かれていて感銘を受けました。私は当時まだ小学生でした。
トラバさせていただきました。よろしくお願いします。