娘たちにとっては、初めてのお泊りを体験。
高速道路をこんなに長く走り続けるのも初めての体験。
私の兄のところへ、家族揃ってはじめての遠出のお泊りです。
娘たちは、姪に合うのをとても楽しみにしていました。
そうは、いいながらも、
けんかせずに(子供だから少しはするかな?)、遊ぶのだろうか?
姪は一人っ子だけど、二人の娘を受け入れてくれるのだろうか?
逆に、下の娘は、おねえちゃんたちの遊びについていけるのだろうか?
上の娘の、思い通りに遊んでくれなくて、すねたりしないだろうか?
上の娘自身も、お姉ちゃんは、遊んでくれるのだろうか?と心配している模様。
いろいろ心配はしたものの、そんな心配は全く必要なく、子供たちは次第に打ち解け、あそんでいます。
本当に、親が心配することなど無く、子供たちで勝手に遊んでいるので、大人たちも安心して、大人どおしの会話ができました。いつも、子供たちからの「遊んで、遊んで。」もありません。
少し会わない内に姪が成長しているのに驚きました。
みんなで、公園に出かけるときの出来事でした。
上の娘が、お家で遊び続けたくて、公園へ行くのを嫌がっていたときに、
姪:「おもしろいよ!行ったら、いろいろあるよ!楽しいから、、さぁー!」
上の娘:「うーん。うーん。いやいや、もっと遊びたい」
娘にとっては、姪の部屋にある、新しい世界のおもちゃがおもしろいのでしょうか?それとも、今は、出かけたくないのか?
これは、困った。この休みは怒りたくなかった。これでは、娘一人の気分で、みんなの楽しい時間が犠牲になっている。仕方ないか、と思ったら、、、。
姪:「本当におもしろいよ!行こうよ!いろんな、遊具もあるよ!」
本当に、根気良く、決して声を荒立てないで、説得しています。何回も何回も、優しく公園にある楽しい魅力を説明します。姪自身、自分が行きたい気持ちもあるのだろうが、問いかける言葉は、自分が行きたいから行こうというのでなく、娘に対して、動機付けを促す言葉でした。
これには、感動しました。本当に娘の気持ちになって、話しかけている様子でした。私は、半分強引策しかないと考えていただけに、姪に見習う必要があると感じた瞬間でした。
そして、今度は公園から変えるとき、下の娘が、眠たいのと、おなかが減ったのか、無理をいいだしました。とにかく、無理を言うまま帰りました。
兄宅についても、下の娘は、今後は車から降りないと言いはります。
すると、姪の姿が見当たりません。
下の娘に、みんな気を取られて、姪の行動を見ていませんでした。
姪が走ってこっちへ来ています。姪の手にはどんぐりが、、、。
姪:「ここにあるよ」
と、どんぐりを差し出します。姪は、下の娘がどんぐりが無くなって無理を言い出したのを、覚えていたのです。
しかし、
下の娘:「こんな、どんぐりとちがう!ちがうのー。あぁぁーん」
と、払いのけます。
えぇ!せっかく取ってくれているのに、と思っていたら、姪は、またどこかに走ってきます。
私も、もういいから、もう少ししたら、機嫌よくなるからと言おうと、姪についていくと
姪:「こんなのが、いいのかな?もっと緑だったかな?大きさは、これくらいかな?」
姪:「ここには、こんなんしかないけど、おっちゃん(私のこと)、どうしよう?」
と言いながら、探しています。
私:「ありがとう。同じどんぐりは、無いから、、、。それ、全部持っていこう」
私は、本当にこのとき感動しました。本当に、何とかしようとしている行動が、姪から感じられました。なんだか、わかりませんが、少し胸が熱くなりました。
娘たちの気持ちになって、接していたつもりでしたが、まだまだな自分を、姪は、気付かせてくれました。
おかげで、下の娘も機嫌が直りました。
優しく受け入れられたせいか、娘たちは、帰路のあいだも、
娘たち:「本当に楽しかった、また行こうね」
を何回も繰返しながら、ぐっすりと車に揺られ、笑顔で眠りに付きました。
上の娘は、あんなに公園に行く気が無かったのに、一番の思いでは、公園のようでした。姪のおかげです。
下の娘も、姪にもらったどんぐりをお姉ちゃんがくれた!と朝どんぐりの入った袋を持っています。
上の娘は、姪との思い出と言って、種を交換したようです。
私自身も、久しぶりにこんなに充実した満足そうな娘たちを見るのは久しぶりでした。
本当にありがとう!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます