小笠山は身近な山で山菜採りに行ったり、それこそランニングのコースにもなってます。アップダウンがキツイので時々しか走りませんが。
それなのにこんなすごい所があるとは知りませんでした。
新聞に載っていた「六枚屏風」という秘境?穴場?に行ってきました。
場所は小笠神社からだと30分ほど。小笠山山頂から15分。
行くのにさほど大変ではありません。と言うか結構お気楽。
こんな所にさほど大したものがある訳もないだろうと期待ゼロでしたが・・・
到着した入り口がこれ。
ほぼ垂直の崖の真ん中がパックリ割れてます。スマホのカメラでは全貌は収まりません。
中に入るとこんな感じ。
人ひとりがやっと通れる狭い崖が両側に垂直に20mほどの高さで迫ってきます。
小笠山の地層は岩盤とか大きな岩はなく、丸石と土が混ざったザクザクの崩れやすい地層ですから、いつ崩れてもおかしくない。ちょっと恐怖を感じます。
奥行きはさほどなく、30mほどでしょうか。これより奥へは行けませんでした。
この丸石の礫層というのは一般的に河口近くの扇状地で見られるもので、数万年前は大井川がこのあたりを流れていたらしいです。
その後地殻変動で隆起して小笠山になったそうです。この礫層の一番厚い所は190mにもなるそうです。
確かに小笠山は垂直に切れ立った崖が至る所にあり、登山道も両側が垂直、というかオーバーハングになっていてスリル満点の所が多々あります。
小笠山は標高も低いし、大した名所もないので高を括っていましたが、この「六枚屏風」は想像以上に迫力がありびっくりしました。
また今年は大河ドラマで徳川家康をやってますが、小笠山には今川氏真との掛川城の攻防戦の時と、武田勝頼との高天神城の攻防戦の時に最前線の砦跡もあり、戦国ロマンも感じられますのでオススメです。