自民党の金権体質は今に始まったことではない。政治資金の私的流用、不正蓄財、企業からの闇献金など、彼らの政治活動は常に蓄財が中心なのだ。だから湾岸地帯に三億円のマンションも現金で買える。
自民党惨敗の理由は、未曾有の物価高、貧富の格差である。
歳費、文書通信費、政党交付金からの分け前など合わせて3000万円を超える年収がある国会議員は物価高も平気かもしれないが、平均年収450万円の国民には相当、きつい。平均年収以下なら、生きて行くのもやっとかもしれない。
そりゃ、裏金にも腹が立つだろう。しかし、庶民の怒りは常に台所から生じる。
家事もせず、外食ばかりして悦に入っている議員家族と見切り品を漁る自分の暮らしを重ねて見るのだ。
貧富の格差への怒りは、
裏金への怒りをはるかに超越している。
無党派層は、裏金では選挙に行かない。
貧富の格差なら選挙に行くのである。
この切実さは、自民党にも立憲民主党にもわからない。もちろん、公務員減らし、パソナ、オリックス、大和ハウスべったりの維新は問題外。
かろうじて、れいわ新選組が貧富の格差をまともに取り上げている。だから消費税減税、貧富の差が具現化している被災地の奥能登を救えキャンペーンを展開している。
それなのに
岸田は、内閣官房費で宴席ざんまい。秘書官もなじみの女がいるキャバクラへ通い詰め。
そりゃ、怒る。